ホントの自分
□15章
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放課後
私はぼんやりと練習を眺めていた
でも…目が追ってるのは
篤志さんじゃなくて…浜野君だった
今日の浜野君は…なんかおかしい
この前はつまらなそうに見えたけど
今日は…妙に張り切ってる
「華蓮…おい華蓮!」
「はっはい!?」
「ホーリーロードのトーナメント表、調べられるか?」
「ぁ…」
瀬戸さんはパソコンは苦手らしい
私もそんなに得意な方じゃないけど…たぶんできるだろう
「お、流石だな!ありがとう」
私は曖昧に頷いてまたフィールドに視線を戻す
すると…練習は終わったのかみんな集まって話していた