ホントの自分

□11章
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そうこうしてるうちに家にたどり着いた

「あの…家、ここ…」
「あ、そうなんだ?でっけぇ家!」
「うん…ありが…と…」

私はそう言って家に入ろうとした

その時

「…なぁ、華蓮」

浜野君に手首を掴まれて立ち止まる

「な…に…?」
「華蓮はさ、ホステスやってて楽しい?」

私は3秒くらい考えてから答えた

「楽しいよ。だって普通にしゃべれるの。
今だって…仕事の話になった途端、なんていうか…
口の枷がとれたみたいな感じがするっていうか…」

そう言うと…浜野君は難しい顔でなにか考えこむ

「浜野君…KAIJIは?KAIJIはホストやってて楽しい?」

彼もやっぱり3秒くらいしてから答えた
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