ホントの自分

□8章
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家に帰ってまず最初にオーナーに電話した

『もしもし』
「あ、オーナー!私、KARENです」
『あぁ、あの後は大丈夫だったかい?』
「大丈夫…でも、オーナーの方は…?」
『大丈夫大丈夫。あたしを舐めんなよ?あんなただのエロ親父くらいどうにでもなるって』

それを聞いて…ほっと胸をなでおろした

「あの…オーナー」
『なんだい?』
「私…やっぱりホステスやめた方がいいですか?私がいたら…また店に迷惑かかっちゃう…」

オーナーは少し黙ってなにか考えているようだった
それからゆっくりと話し出した

『KAREN、あたしはね、元々あんたを働かせるのはあんまいいことではないと思ってるよ。
まぁ法律違反だし…やっぱりまだ14歳じゃぁ自分の身だって守りきれない。
なんたってまだ義務教育だしね。
でもねぇ、別に今回のことで責任を感じて辞める必要はない。
そうじゃなくて、ホステスをやんのに嫌気がさしたとか、客が怖いとか、学校との両立がちょっと、とかでならいつでも辞表は受け取るよ』

「オーナー…」

『まぁよく考え「オーナー!お願いがあるんですけど…!」
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