ホントの自分

□6章
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月曜日の昼休み

私はいつものように階段上に行こうとしたら

「華蓮ちゃん!一緒にご飯食べない?」
「へっ!?」
「だめかな?」
「ぃ…いい…けど…」

昼ご飯は誘われたことなかったのに…
なんでかな?

「じゃぁ屋上いこー♪」
「お…屋上…?」
「うん!」

茜ちゃんは私の手を掴むと駆けだした

「シン様ー!呼んできました」

え…?

「お、来たか!」
「こっちこっち!」

これって…

「な…んで?」
「シン様たちが華蓮ちゃんと食べたいって♪」

なんで私なんかと?
幼なじみでもないのに…

「今日は水鳥もいっしょなの」
「へぇ、そいつが華蓮か?」
「ひっ…」

なんか…ちょっと怖そうなお姉さんがいる

「もう水鳥、怖がらせちゃだめじゃない」
「こっ怖がらせてないっ!えーっと…あたしは瀬戸水鳥。一応サッカー部。よろしくな、華蓮」
「ぁ…」
「大丈夫、水鳥はぱっと見怖いけど実は大したことないから」
「おいどういう意味だよ茜!」

確かに…
意外と優しそう、かな?
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