ホントの自分
□4章
1ページ/5ページ
午前の部が終わり、お昼ご飯
「…はぁ」
私はいつもの…殆ど使われない階段の最上階の踊り場みたいなとこでご飯を食べる
なんでこんな場所があるのかは知らないけど、椅子がたくさん置いてあって、窓から光が射してる
お気に入りの場所なんだ
「KAIJI…浜野…海士…」
KAIJIを見たとき
若いなぁって思ったけど
まさか彼も中2なんて…
「どうしよ…」
KAIJIに見られたくない
こんな惨めな私を
私は時間ギリギリになってからグラウンドに戻った
KAIJI…KAIJI…
もう私の頭はそれでいっぱいだった