ホントの自分

□3章
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次の日…っていうか日にちは変わってないけど…体育祭

私はできるだけ足を引っ張らないように、個人技の障害物競争と、多少出来なくても問題なさそうな玉入れに出る

今は観戦中
壮絶な騎馬戦が繰り広げられてる
なんであんな怖いことができるんだろ…

その時

「華蓮ちゃん!」
「ふぇっ!?」
「ご、ごめん、びっくりさせちゃった?」
「ぁ…だ、大丈夫…」

話しかけてきたのは山菜茜ちゃん
幼なじみで、学校で私に構ってくる唯一の子

「次、部活対抗スウェーデンリレーなの!シン様も出るの!一緒に応援しよう!」
「う…うん」

別にサッカー部じゃないけど…まぁ応援したいところもないからいいや

部活対抗スウェーデンリレーは各部から5人ずつ走るんだって
スウェーデンリレーって言うのは、最初の人は60m、次の人は120m…ってだんだん走る距離が長くなるリレー
アンカーは300mだ
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