その他 短編/中編

□青春の秋桜
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それから

秋桜園で出会った少女とは友達になって

彼女の友達とも話すようになった

一方

春の顔色はどんどん悪くなっていった

そしてあの日

「!春…!?」

秋桜の中にいた春は

今にも事切れてしまいそうなほど蒼白な顔をしていた

「ちょ…大丈夫?」

春は弱々しく首を横に振った

「僕はもう、君には必要ないみたいだ。」

透けていく春

そんなはずはない

透けるとか
非現実的すぎる

だけど私にはそう見えて

だから私は思った

伝えておかなければ
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