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□オレのモノ
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今日は久々の三班合同演習。
中忍試験が終わり、シカマルが中忍になってから全員集まることが無かったため、彼を狙っている者はテンション上がりまくりなのである。
「今日はそれぞれ組手をやってもらうわ」
「取敢えず誰かとペアを組んで始めてね」
はしゃぐメンバーに厳しく言う紅に、呑気なカカシ。
本当はもう一人、アスマがいる筈なのだが、珍しく別任務があるらしい。
取敢えず適当にチョウジと組んでサボろうかと思ったシカマルのとこにキバやナルト、シノやサスケまでもが集まる。
「シカちゃん、一緒にやろうぜ!」
「抜け駆けすんなってばよ!シカマルはオレと組手するんだってば!」
「シカマルはオレと組むべきだ」
「黙れ、ウスラトンカチ共。シカマルと組むのはオレだ」
ぎゃーぎゃー騒ぎだし、揉め出した四人を見て溜め息をつく紅。
カカシと二人で止めようと思い視線を向けると、なんと彼までもがシカマルのとこに行こうとしてるではないか。
どうにもならないかと、更に深々と溜め息をつく紅であった。
そんな騒ぎを横目に当のシカマルはチョウジやいのと三人で仲良くトーク中であった。
「シカマル、くんたちって…仲良いね…」
「なんだかんだ言っていつもいのも一緒にいるし…」
放置気味のサクラとヒナタは彼らを見ながらこんな会話をしていた。