遊戯王デュエルモンスターズGX〜HERO編〜パート2

□第41話【女HERO登場!?】
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「うむ」
影丸理事長が鮫島校長を見る。


「まあ、とりあえず、そっちに座ろう」
鮫島校長が言う。



そして、6人はソファーの方に移動する。


ソファーには、十代、明日香、斎王が座り、椅子には美寿知、そして、テレビの前に影丸理事長と鮫島校長が位置につく。



「今日、ここに来たのは、他でもない。幻のE・HEROのことについて話しをしに来た」
影丸理事長が言う。


「幻のE・HEROの?まさか、5枚目の場所が!」
明日香が言う。


「いや、残念だが、そういう方向の話しじゃない。ちょっと、別のことだ」
斎王が言う。


「別の…こと?」
十代が言う。


「十代」
美寿知が呼ぶ。


「これから話すことは、本当か、嘘か、わからない話しです」
美寿知が言う。


「本当か、嘘か…つまり、確信がないってことか?」


「そうだ…だから、話しても、大げさに驚くことがないように」
影丸理事長の隣に立つ鮫島校長が言う。



「は、はい」
十代が返事をする。


「まずは、どこから話すべきじゃ?」
影丸理事長が斎王に聞く。


「とりあえず、残りの幻のE・HEROから話した方がよいかと」


「そうじゃな…では、十代くん。キミは6枚の幻のE・HEROのうち、4枚は手に入れている」

「ああ」


「そして、残るは2枚。そして、その1枚が、もしかしたら、このデュエルアカデミアの島のどこかにあるかもしれない」
影丸理事長が言う。


「この島のどこかにですか?」
明日香が言う。


「そうじゃ」



「実は、私たちは鮫島校長の依頼を受け、幻のE・HEROのことを海馬コーポレーションの施設を借りて調査をしていた」


「調査していたものは、幻のE・HEROが封印されていた結晶や石盤の破片についてです」
斎王と美寿知が言う。


「幻のE・HEROが、封印されていた破片を?」
十代が言う。



「うむ…そして、それを調査しているうちに、私はある出来事のことを思い出した」


「ある出来事?」
明日香が言う。



「24年前に起きた、デュエルアカデミアに隕石が落ちた話しじゃ」
影丸理事長が言う。


「デュエルアカデミアに隕石が!?」


「そんなことがあったんですか?」
十代と明日香が驚く。


「知らないのも無理はない。私も、そのころはまだ、ここの校長でもなかった。今の教師をやっている先生たちも、同時はまだ教師免許を持っていない」
鮫島校長が言う。



「そして、その落ちてきた隕石の破片の一部が海馬コーポレーションに保管されていて、私が、その隕石と、幻のE・HEROが封印されていた結晶や石盤のDNAを調べたんです。すると、多少、違ったところも何カ所かありましたが、その隕石とほとんど一致しました」
美寿知が言う。



「なんだって」
十代が驚く。


「その隕石はなんだったんですか?」
明日香が聞く。



「海馬コーポレーションの情報網には、宇宙から自然的に降ってきた隕石と言われたが、真実は違っていた」
斎王が言う。
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