遊戯王5DX PART6

□第138話【最終決戦!最後の敵ゼウス】
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「ゼウス!お前の目的は何?死のデュエルを生み出し、僕たちを殺し、全ての世界をどうしたいの?」
遊戯が聞く。

「我にはわからない…」
ゼウスが言う。

「?」
「世界とはどういうものなのか」
ゼウスが真剣な顔をしていう。

「どういう意味だ?」
ジャックが言う。


「世界とは、平和が全て…我はそう思っていた。しかし、現実を見ろ…。戦争、差別、破壊、…どこにも平和な世界などないではないか」
ゼウスが言う。

「世界の平和が目的ってこと?」
トメが言う。


「そう…そのために我はこの世界をつぶした…だが、それを邪魔しようとしてきた奴がいた…」
ゼウスが言う。

「それが、俺たち…」
遊星が言う。

「世界を救うために邪魔してきた奴、そいつらが邪魔してきた所為で世界はつぶせなかった。だから、我は生み出したのだ。死のデュエルを」
ゼウスが言う。

「っ!」
十代は目つきを変えた。

「死のデュエルは素晴らしかった…だから、我は下部を他の世界から取ってきた…」
ゼウスが指を鳴らして言う。
すると、後ろに画面が出てきて、みんなが知る顔が出てきた。
そこに映っていたのはクラウンや、影村、ヴィルヘルム、そして、ガルインなどが映っていた。



「あれは、今まで3人が戦ってきた人たち…」
セイコが言う。


「ヴィルヘルムが言っていた…やっぱり、お前がヴィルヘルムたちを利用してきたのか?」
遊戯が言う。

「そうだ!奴らの体を改造し、死のデュエルができる闇の力を与えた。奴らは、我に取って人形にしか過ぎん」
ゼウスが言う。


「利用してきた人たちを人形だなんて…」
「ひどい…ひどすぎる」
マーサとシュミットが言う。



「奴らの死のデュエルは完璧だった…他のパラレル・ワールドの貴様たちを殺していけたんだからな」
ゼウスが言う。

「……………」
十代は黙って話しを聞いていた。


「そして、ついに、貴様たち以外の他の世界のお前たちは死んだ…残りはお前たちが消えれば、世界を平和にできる…我の理想の世界をつくれると確信していた…しかし、お前たちは、ここまで生き残った…なぜ、ここまで来れた?」
ゼウスが聞く。

「そんなの仲間がいるからに決まってるよ」
遊戯が言う。

「仲間だと?くだらん」
ゼウスが言う。

「お前に取ってはくだらんかもしれないが、俺たちに取っては宝物なんだ…」
「もし、みんながいなかったら、俺たちはここまで来れてなかったかもしれない」
十代と遊星が言う。



「なら、世界の平和のために仲間が必要か?」
ゼウスが聞く。

「当たり前だ…この世の中に不必要な人間などいない…」
遊星が言う。

「遊星くん」
英雄が言う。
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