遊戯王5DX PART6

□第136話【遊戯VSデュール 六武衆参上!】
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すると、そのとき、


「行き止まりではない」

「「「「!?」」」」
みんなの前にある像の後ろから声がした。


そして、像の後ろからマントをかぶった男が出てきた。

「お前はさっきの!」
万丈目が言う。

「そのマントをとれ!ゼウスの使者の1人!」
モクバが言う。


「そうだな…もう、取ってもいいか…」
男はマントを取った。

「私の名前は、デュール。ゼウス様の使者。そして、武藤遊戯…貴様に敗北したデュエリストの復讐の心から生まれた存在…」
デュールが名乗る。

「僕に負けたデュエリストの復讐の心から生まれた存在?」
遊戯が言う。

「そうだ…私たちはゼウス様が集めた復讐の心が1つになって生まれた存在…残りの2人もそうだ。ジースもファイディも…」
デュールが言う。

「ジースとファイディ…」
「それが遊星たちと戦っているデュエリストということですか?」
シェリーと、イェーガーが言う。

「そうだ…まだ、どっちが勝ったかは知らないがな…」
デュールが言う。


「一応言っておくぞ遊戯。私たちの復讐の心はお前たちの敵だけではない…」
「?どういうこと?」
「人間は、どっかに復讐の心を持つ。私が作られた存在の中にはあるんだよ…海馬や城之内、ペガサスの復讐の心がな…」

「「「!!」」」
「じゃあ、あいつは、本当に遊戯に負けた奴の復讐の心から生まれた存在ってことか!」
本田が言う。

「私だけではない。ジースは十代に負けた人間の復讐の心から生まれた存在…つまり、ヨハン、万丈目、明日香、キミたちも入っている。勿論、遊星はジャック、アキ、鬼柳の心だ」
デュールが言うと、みんな驚く。


「つまり、3人はみんなを敵に回してると同じ…」
シュミットが言う。

遊戯はしばらく下を向いた。

「ゼウスの奴、卑怯な手を…」
「俺たちの心も利用したってことか」
マリクと三沢が言う。


「さぁ、初めよう…貴様と私の最初で最後のデュエルを」
デュールが言う。


ピカン

遊戯の千年パズルが光り、闇人格になる。


「勝つのは俺だ、デュール」
遊戯が言う。

「その言葉はデュエル中に言うんだな」
デュールが言う。

そして、2人がデュエルディスクを起動させた。


「「デュエル!」」
2人のかけ声でデュエルがスタートした。




「頑張れ!遊戯」
「負けんじゃねぇぞ!」
レベッカと、本田が言う。
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