遊戯王5DX PART6
□第134話【十代VSジース 魔王降臨】
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その頃、扉を開けた十代が中に入る。
「なんだ?ここ…」
十代が周りを見る。
周りはモンスターの像がいっぱいあった。
が、
そのほとんどが悪魔族ばっかりだった。
「これ、本当に手で作ったのか?」
十代が像を見て言う。
すると、そのとき、
「どうだ?俺の部屋は」
十代の前から声がした。
十代はそっちを振り向く。
そこには、さっき穴に落とされる前…いや、以前、十代を最初に襲ったマントをかぶった男が立っていた。
「やっと、お出ましか?ゼウスの使者」
十代が笑って言う。
「ふん…お前と2人っきりで話したのは、1週間前だな」
男が言う。
「1週間前?」
十代が言う。
「お前にとってはかなり前になるが、俺たちにとっては、まだ1週間前の話しになる。パラレル・ワールドって言うのは月日がわからなくなるものだ」
男が言う。
「ふ〜ん、そうなのか?まあいいさ…俺は速くゼウスのところに行かなきゃならないんだ…えー…と」
十代は相手の名前がわからなかった。
「そういえば、自己紹介がまだだったな」
男はマントを取る。
「俺の名前はジース。十代…貴様に負けたデュエリストの復讐の心が集まってできた存在だ」
ジースが名乗る。
「俺に負けたデュエリストの復讐の心の集まりだと?」
十代は怒った感じで言う。
「そうだ…万丈目、翔、剣山、ヨハン、明日香…貴様の仲間もな…」
ジースが言う。
十代は驚く。
「俺は、復讐の心が集まった男と戦うのか…」
十代は下を見て言う。
「そういうことになるな…」
ジースが言う。
すると、十代が顔を上げる。
「おもしれぇ…」
十代の目がオッドアイになる。
「?」
「正直、あんまり楽しめねぇが、デュエルを楽しむ…それが、俺のモットーだからな」
十代が言う。
《ふん…十代らしいよ》
ユベルが現れて言う。
「なら、楽しくないデュエルにしてやる」
ジースがデュエルディスクを起動させた。
その後、十代もデュエルディスクを起動させた。
「「デュエル!」」
2人のかけ声でデュエルがスタートした。