遊戯王5DX PART6

□第132話【遊星VSファイディ 恐怖のゴーストデッキ】
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「ゼウス様のところに行きたければ、私たちと戦え…、さすれば、ゼウス様のところに行かせてやる」
真ん中の男が言う。


「わかった…なら、初めよう」
遊戯が言う。


「残念だが、デュエルをする場所は、ここではない」
「?」
「まず、出始めに、3人は分かれてもらう」
右側の男が指を鳴らす。

パチン!



すると、十代と遊星が立っていた床に穴が開く。


「「!!」」
2人は落ちる。


「「うわああ!」」



「「「「「十代!」」」」」
「「「「「遊星!」」」」」
みんなが言う。


「くそっ…」
十代は自分が持っていたバッグをファラオごと投げる。

「きゃ!」
レイはそれをキャッチする。


そして、2人が落ちた穴が塞がれる。


「十代!」
「遊星!」
明日香とアキが言う。



「2人をどこにやったの?」
遊戯が聞く。



「2人には別の道から行ってもらう」
左側の男が言う。


「……………」
遊戯は黙っていた。


「それでは、決戦の場所で待っている」
真ん中の男が指をパチンと鳴らす。

「待って!うわぁ!」
マントの男たちの周りが光る。

遊戯たちが目を開けたときには3人は、もういなかった。


「…………」
「遊戯…」
杏子が遊戯の横に来る。

「行こう…奴らを倒しに…十代くんと、遊星くんに会うために!」
遊戯が言う。



そして、みんな神殿の中に入った。





その頃、穴の中に落とされた十代が立ち上がる。

「いてて…、ここは、地下か?」
十代が立ち上がった場所は廊下だった。


十代は上を見る。


「随分、落とされたみたいだな…」
十代が言う。

「仕方ねえ、こっちから行くか」
十代は廊下を先に進む。





その頃、十代と同じ穴に落とされた遊星の方は、すでに廊下を歩いていた。



「みんな、無事だと、いいんだが…」
遊星は歩きながら言う。


「それにしても、この廊下…どこまで続いているんだ?」
遊星が言う。




しばらく、歩くと…


「!?」
遊星の目線の先に、扉が見えた。


遊星はとりあえず、そこに行く。


「…………」
遊星は扉を見つめる。

そして、扉を開ける。


中は、かなり広い場所だったが、何も置いていなかった。


「ここは…」
遊星が周りを見て言う。


そのとき、


「来たか、遊星」
上の方から声がした。

遊星は驚いて、上を見る。

そこにはさっきマントをかぶっていた3人のうちの1人だった。


「お前は!」
遊星が驚く。


そして、マントの男が床に着地する。

「お前は、何者なんだ?」
遊星が聞く。


「俺の名前は…」
男がマントを脱ぐ。

「ファイディ」
男が名乗る。

「ファイディ?」
「そう、俺は、デュエルで貴様に敗北したものの心で生まれた存在…」
「……………」
遊星は黙っていた。

「?」
「どうした?」
「…俺には時間がない。さっさと始めよう」
遊星が言う。

「早とちりが…」
ファイディは指を鳴らす。

すると、周りがいきなりライティングデュエルのコースになる。

「これは…」
「お前とは、ライティングデュエルで勝負をつけたい…」
ファイディは再び指を鳴らす。

すると、次は、ファイディの横にDホイールが出てくる。

「ライティングデュエルで勝負か…いいだろ…」
遊星が許可すると、遊星の背中に赤き竜の痣が浮かび上がった。
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