遊戯王5DX PART5

□第103話【覇王の猛攻】
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16ターン
遊戯
LP1570
遊星
LP1100
覇王
LP2100


「俺のターン」
覇王がカードをドローする。

「俺のフィールドはモンスターが途切れることはない…。’E‐HEROヘル・ブラット’を特殊召喚」
「と…特殊召喚!」
遊星が驚き、覇王のフィールドにモンスターが特殊召喚された。


E‐HEROヘル・ブラット
レベル2 悪魔族
攻撃力300


「このモンスターは、自分フィールドにモンスターがいないとき、特殊召喚できる。そして、ヘル・ブラットを生贄に…」
ヘル・ブラットが消える。

「現れろ!’E‐HEROマリシャス・エッジ’!」
覇王のフィールドに新たなモンスターが現れる。


E‐HEROマリシャス・エッジ
レベル7 悪魔族
攻撃力2600


「このモンスターはLV7だが、相手フィールドにモンスターがいるとき、生贄を1体減らすことができる…」
「こうも簡単に上級モンスターを…」
遊戯が呟く。

「更に、マジックカード’悪魔の引き’。墓地の3体の悪魔を除外し、デッキから3枚ドローする」
覇王は墓地からインフェルノ・ウィング、ライトニング・ゴーレム、ヘル・スナイパーを除外した。そして、3枚ドローする。

「装備魔法’ヴィシャス・クロー’をマリシャス・エッジに装備。攻撃力300ポイントアップ」


E‐HEROマリシャス・エッジ
攻撃力2600→2900


「そして、マジックカード’悪夢のオーラ’。悪魔族1体をエンドフェイズまで、1000アップ」
マリシャス・エッジが黒いオーラを身に纏う。


E‐HEROマリシャス・エッジ
攻撃力2900→3900


「マリシャス・エッジで…」
覇王が攻撃対象を選ぶ。
最初は遊戯を指さしていた。

が、


「スターダスト・ドラゴン/バスターに攻撃」
覇王は遊星のスターダストを指定した。

「え!?」
遊戯が驚く。



「何!?」
ダークが言う。



「ニードル・バースト!!」
マリシャス・エッジがスターダストを破壊する。

「トラップ発動!’ハーフ・シールド’!プレイヤーが受けるダメージを半分にする!」
遊星の前にシールドが現れ、ダメージを軽減。

「くっ…」


遊星
LP1100→650




「何をやっている、覇王!今の攻撃で遊戯にトドメを…」
ダークが言う。

すると、覇王が、

「俺に指図するなといったはずだ。これは俺のデュエルだ。好きにやらさせてもらう…」


「くっ…生意気な」
ダークは椅子に座る。



「スターダスト・ドラゴン/バスターが破壊されたことで、墓地から元のスターダストを特殊召喚する」
遊星のフィールドにスターダストが戻って来る。


スターダスト・ドラゴン
攻撃力2500


「だが、この瞬間、マリシャス・エッジに装備されたヴィシャス・クローの効果も発動。このカードを装備モンスターが相手モンスターを破壊したとき、相手フィールドに’イービル・トークン’を特殊召喚する」
「俺の場に!?」
遊星のフィールドにトークンが現れる。


イービル・トークン
レベル7 悪魔族
攻撃力2500


「更に、イービル・トークンを対象にトラップ発動’イービル・ブラスト’。相手フィールド上にモンスターが特殊召喚されたとき、そのモンスターの攻撃力を500アップ」


イービル・トークン
攻撃力2500→3000


「そして、イービル・ブラストの効果が選択されたモンスターがフィールドにある限り、相手は自分のスタンバイフェイズに500ダメージを受ける」
「くっ…」
「カードを1枚セットし、ターンエンド」
覇王のターンが終了した。

「そして、エンドフェイズ、ヘル・ブラットの効果により、カードを1枚ドローする」
覇王はデッキから1枚ドローする。


E‐HEROマリシャス・エッジ
攻撃力3900→2900
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