遊戯王5DX PART5

□第101話【覇王復活】
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「うわあ!」
黒い塊は十代に当たった。


「十代!」
「十代さん!」
「十代!」
遊戯、遊星、明日香が叫ぶ。


「ダーク!…貴様…何…を…した」
十代が苦しみながら言う。

「今にわかる…お前は見れないがな…」
ダークが言う。


「ぐわああ!」
十代の体から黒いオーラが出る。

「どうなっているノーネ!?」
クロノスが言う。


「ぐっ…うっ…」
十代の目は一瞬、黄色くなる。

「く…そ…、よせ…うわあああ!」
十代が叫ぶ。

「十代様!」
「本当にどうしたんだ!?」
レイと、万丈目が言う。


「…う…」
黒いオーラが十代の体から消える。

十代は、みんなに後ろを向いて立っていた。


「大丈夫か?十代」
遊戯と、遊星が近づく。

その瞬間、


ビュンー


十代の体からとてつもない殺気が放たれた。

「「!!」」
近づこうとした遊戯と遊星が足を止める。

「十代…さん?」
遊星が呟く。


そのとき、十代の体から闇のオーラが再び出る。


「我が名は…」
十代が、みんなの方を見る。

「覇王」
十代の目は冷たい氷ついた黄色い目になり、服装が黒い服装になる。

「「!」」
遊戯と遊星が驚く。



「あれは!」
「なんてことだ…」
「また…」
「復活したのか…」
「兄貴…そんな…」
オブライエン、ジム、エド、亮、翔が言う。


「おい!あれだれだよ!」
本田が言う。


「兄貴だよ…」
翔が後ろに下がる。

「覇王になった…十代だ」
ジムが言う。


「あれが!」
「十代くん!」
鮎川と、鮫島が言う。



「冗談を言うのも大概にしろ!あれをどうやって見たら、遊城十代に見える!」
ジャックが言う。


「現実を認めろ!あれが、十代だ。覇王になった遊城十代だ」
オブライエンが言う。

「十代!」
「十代様!」
明日香とレイが言う。




「ダーク!貴様!」
遊戯が怒る。

「流石、覇王だ…これほどの力とは…」
ダークが笑って言う。


「くっ…」


「あの氷ついたような目…あれが本当に十代さんなんですか」
遊星が言う。




「十代!目を覚まして!」
「あんたが、こんな怖いなんて聞いてないわよ!」
「そうです!」
明日香とジュンコ、ももえが叫ぶ。


「十代ちゃん!」
トメも叫ぶ。

「十代!」
ヨハンも叫ぶ。

が、十代の顔が変わることはなかった。


「ダメなの…」
「くそっ!」
アキと、万丈目が言う。




「十代!お前の力で、この世界を統一するのだ!」
ダークが言う。

が、

「俺に指図するな…」
覇王が言う。

「なんだと…」
ダークが立ち上がろとする。

が、覇王がダークを見る。その目は人を殺そうような目だった。

「!」
ダークはびびって再び座った。


「あのダークが、びびってる…」
「私たちにもわかるわ」
「あの人の殺気が…」
雑賀と、ミスティ、カーリーが言う。
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