遊戯王5DXAL 3rd

□第74話:『隠密剣士部隊隊長としてのプライド 徳山VSレイド』
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セルビア基地にある5階のとある部屋。



月荒:「ええい、人数はこっちの方が上だぞ!何をそんなに手こずっている!」
監視カメラの映像を見て、部下たちがフロンティアの連中にやられていくのを見て、怒りを覚える月荒。

その映像を一緒に見ていたのはフレシャス財団のボス孫だった。


孫も部下たちの様子を見る。念を入れて作戦が始まるまで目立つ行動は避けろと言ったが、カメラの映像を見る限り、部下たちは戦闘に巻き込まれていた。


孫:『戦闘を避けるのは無理か』
映像を見てそう思った孫。

すると、電話が鳴り響く。



月荒:「どうした?」
電話を取る月荒。


すると、いきなり何!と大声を出し、孫がなんだ?言わんばかりにこちらを見る。

月荒:「刈間九十九が部屋から脱走しただと!?」




刈間九十九が隔離されいたところから月荒に事の事情を話す見張りの一人。


見張りA:「申し訳ございません。一瞬のことで、我々も気絶してしまいました」
見張りAはそう言って、何とか立ち上がる。


月荒:「刈間九十九は今、どこに?狙いはやはりデスリンクか?」

見張りA:「わかりません。ですが、奴もデスリンクに興味を持つ人間、それを狙っていることは間違いかと…」
見張りがそういうと、小さいガラスケースに仕舞っている血のデスリングを見る。



月荒:「刈間九十九は、我々の味方ではないということなんだな?なら始末しろ、我々が知る情報を知り過ぎているからな」




見張りA:「了解」
そう言ってお互いに通信を切り、見張り3人の方は行動を開始する。




月荒:「ええい、こんな忙しいときに、あの男まで動き出したか!こうなったら…」
デスリングが入ったガラスケースに触れる月荒。



孫:『こいつもそろそろ動くか…』


月荒:「こいつの力を使って、敵を全滅させてやる!」
月荒がガラスケースを割り、中にある血のデスリングを手に取る。



月荒:「孫!下がっていろ!」
初めて孫を呼び捨てで名前を呼んだ。

そのことに気付いた孫は、「焦っているな」と心の奥で呟いた。









その頃、哲平は…。



哲平:「そうですか、剣代が」
通信で誰かと話す哲平。





影丸:「ああ、今、そっちに向かっているはずだ」
哲平の通信相手はヤバと共にいる影丸だった。


影丸の周りでも戦闘が激しいようだ。



チャーリー:「サイコロ・ショット!!」
ダイスリボルバーからサイコロの弾を連続で発砲し、敵に当てる。



羽蛾:「うりゃりゃりゃりゃ!!」
鞭のようなデュエルギアを使って敵に攻撃する羽蛾。


竜崎:「どおりゃ!」
小さい斧タイプのデュエルギアで攻撃する竜崎。


敵陣も、チャーリー達の以外な力に驚く。




哲平:『そっちは大丈夫なんですか?』
激しい音が聞こえ少し心配になる哲平。

だが、影丸が笑って…。

影丸:「こちらは心配無用だ。みんな、頑張ってくれてる。それより、君は君の仕事を」
その言葉を聞いた哲平は「わかりました」と即答する。



通信を切ったと同時に、セルビアの隊員たちが目の前に現れた。


哲平:「俺は俺の仕事をするだけだ!」
”聖刻龍-ウシルドラゴン”の大剣デュエルギア”ウシルバスター”を握って敵と交戦する。
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