遊戯王5DXAL 2nd

□第39話:『四天王リーダー!撃ち抜きの亡霊』
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レイ、マルタンサイド

レイとマルタンは協力して、住民を避難させていた。


街の人たちは2人がフロンティアのSOA特務隊と知って、少しホッとしているようだ。

更に、2人に協力している警察の人たちも、誘導している。


レイ:「さあ、早く、中に入って!」

マルタン:「こっちです!」



警官A:「お年寄りの方はこちらへ!」

警官B:「歩けない人がいれば、声をかけてください!」
少人数で大勢の避難民を誘導するレイ、マルタン、そして警官たち。


いち、どこから敵が襲ってきてもおかしくない状況でもあるので、緊張が走る。



すると、そこに、レイとマルタンが知っている人達が来た。


ヴァロン:「この婆さんたちも頼む!」

アメルダ:「よし、着いたぞ」
ヴァロンとアメルダ。2人は救助した老婆を、ここに送り届けてきたのだ。


老婆:「おお、兄さんたち、ありがとさん」
老婆は2人にお礼を言う。



マルタン:「ヴァロンさん、アメルダさん」
2人を見たマルタンが声をかける。


ヴァロン:「おお、お前ら、無事だったか」

レイ:「お二人も無事でよかったです」

アメルダ:「ここにいるSOA特務隊は、君たち二人だけか?」

マルタン:「はい、この国の警察の人たちと協力して、街の人たちを何とか誘導はしていますが」

レイ:「敵にいつ見つかってもおかしくない状態です」
4人の心には沢山の不安があった。


ヴァロン:「見つかる前に、敵を倒すしかないな」

アメルダ:「あぁ、特務隊のみんなは王宮を目指して動き出している。ここは、国の警察に任して、俺たちも向かうべきだな」
アメルダの言葉に3人が頷いた。


4人は王宮を目指し行動することを決意する。










その頃、小鳥、鉄男、徳之助の3人が共に行動していた。



鉄男:「おらあ!」
剣を振り回し、襲ってきたファミリーの部下を倒す鉄男。


徳之助:「鉄男、すごいウラ」
鉄男の凄さに見とれる徳之助。


鉄男:「徳之助、お前も手伝えよ」
何もしない徳之助を見て、少し怒った口調で言う鉄男。



徳之助:「よーし、”チュウボーン”!」
徳之助の隣に、チュウボーンが現れる。

徳之助:「チュウボーン、デュエルギアになるウラ!」
徳之助がそういうと、チュウボーンが輝き、デュエルギアとなった。


しかし、そのデュエルギアの形は、犬が口に銜えるような骨の棒だった(少し長い)。

それを見て、目が点になる鉄男と小鳥。


小鳥:「徳之助くん、それは?」

徳之助:「手裏剣ウラ!」

鉄男:「手裏剣?」

徳之助:「ひょっひょっひょ、見た目は剣に見えるウラが、これは中距離の攻撃ウラよ!」
右手に持つ骨を上に挙げる徳之助。

2人は心の中で、こう思った。

剣にも見えないけど…。


小鳥:「それと、徳之助くん、その笑い方やめた方がいいよ。あの人と同じだから」
小鳥の頭の中に浮かびあがった1人の男性。

イン〇クター〇蛾

彼と笑い方が同じだったことに小鳥はすぐに気づいた。
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