短編小説

□遊戯王デュエルモンスターズGX 下 −E・HEROの進化の先−
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日本、神奈川県、デュエルスタジアム


ここで、プロデュエリストが集う大会、ワールド・デュエルチャンピオンの準決勝が行われていた。


そして、決着がつく。



「行くぜ!ネオスで、ダイレクトアタック!ラス・オブ・ネオス!!」
準決勝でデュエルをしていた十代がエースモンスター、ネオスで準決勝のデュエルの終止符をうった。



「ウィナー!遊城ジューダイ!!」
アナウンスが流れ、スタジアム内に歓声が広がる。


「やはり、決勝まで生き抜いたのは、遊城十代だー!」
アナウンサーが言う。



十代はデュエル場から下りる。



「そして、明日、夜には、このワールド・デュエル・チャンピオンの決勝が、ここで行われる!十代の相手は、あの偉大なデュエリストだー!」
アナウンサーが言う。



そして、十代は会場をあとにする。






遊戯王デュエルモンスターズGX 下 −E・HEROの進化の先−






準決勝を勝利した十代は、喫茶店で、デュエルアカデミア時代の友人で、今はインダストリアルイリュージョン社で働く前田隼人と会っていた。



「まずは、決勝進出おめでとうなんだな」


「おう、ありがとな」


「どうだ?決勝、勝てる自信は?」


「そうだな…、わかんねえな。相手は、あの人だし」


「ま、確かに、そうなんだな。それより、例の26枚のカード、完成したんだな」


「マジか!?」
十代が驚く。



そして、隼人はテーブルに、26枚のカードが入ったデッキケースを置き、十代は中身を確認する。


「けど、十代。なんで、いきなり、こんなカードを作ってくれって、頼んだんだ?前に作ったEP(エレメンタルパーツ)じゃ、不満だったか?」


「ん?いや、まさか。あのカードも、すげ使えるよ。ただ、ちょっと、変な奴が俺の前に現れてな」


「変な奴?」


「ああ、まあ、デュエルしたときに倒したけど、次、また来るっていっていたから、俺もなんとか対策を考えようと思っていたんだ」


「ふ〜ん」


「俺のE・HEROは、まだ進化する。その進化には、俺の力だけじゃできない。ありがとうな、隼人。作ってくれって」


「どういたしましてなんだな。あ!それじゃ、お礼に、俺とデュエルしてほしいんだな」


「ん?ああ、いいぜ」
十代が言う。
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