遊戯王5D’s〜外伝〜

□第2話【開幕!!ネオ童実野シティカップ!】
2ページ/7ページ







そして、アキは遊星が住むガレージに来た。


だが、チャイムを鳴らしても遊星は出てこなかった。


「やっぱりいないのかしら?」
アキが言う。


すると、後ろから



「アキさん?」
女性の声が聞こえた。


アキは後ろを見る。


「アキ姉ちゃん…?」
後ろには一人の男性と女性がいた。


「龍亜!龍可!」
アキが言う。


「やっぱり、アキさんだ!」


「久しぶり!アキ姉ちゃん!」
龍可と龍亜が言う。


2人は近づく。



「ホント久しぶりね。こんなに大きくなって」
アキが言う。


「へへ…」


「ところで、どうして、ここに?」
アキが聞く。


「実は、龍亜が、明日から開催されるネオ童実野シティカップに出るんです」


「まだプロの新米なのに、選ばれたんだ」


「それは、良かったじゃない」


「それで久しぶりにシティに帰ってきたから、遊星に会おうかな、と思って。ところで、アキさんは?」



「私は、このシティの病院に勤務することになったの。それで、今日帰ってきたから、遊星に会おうと思ったのよ」


「じゃあ、アキさん、また、シティに住めるんですね。いいなー、私たち、なんか大会終わったら、すぐ帰らなきゃならないのに」


「でも、久しぶりに帰ってこれただけでいいじゃんか」


「まあ、そうだけど…」
龍可が言う。




すると、そのとき


「ん?お前たち!」
一人の男が歩いてきた。


「「「クロウ!?」」」
3人が言う。


「久しぶりじゃんか!びっくりしたぜ。龍亜はともかく龍可とアキとも会えるとはな」
クロウが言う。


「クロウこそ、元気そうね」
アキが言う。


「クロウ、俺、クロウがいたチームの任された責任、きっちり守ってるぜ」


「おお、そうか」
クロウが言う。



すると、そこに



「ふん、賑やかだと思ったら、お前たちだったか」
また、一人の男が来た。



「ジャック!」
アキが驚く。


「ふん」



「元気そうね、ジャック」
龍可が言う。


「当たり前だ!」



「ジャックも遊星に会いに来たのか?」
クロウが言う。



「ああ、大会の参加名簿には、あいつ名前がなかったからな。今のうちに会っておこうと思っていたのだが…」
ジャックが玄関の扉を見る。


「いないようだな」


「えぇ…」
アキが言う。




すると、そこに



「なんか懐かしい声が聞こえると思ったら、あんたたちだったかい」
一人のおばさんがきた。



「ゲッ!ゾラ!」
クロウが言う。


「ゲッとは何だい?ゲッとは」



「久しぶり、ゾラのおばちゃん」
龍亜が言う。


「ほお、あんな小さかったのが、もうこんなに大きくなったのかい。人はしばらく見ないうちに変わるものだね」
ゾラが言う。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ