遊戯王デュエルモンスターズGX〜HERO編〜パート2

□第48話【元素と無族】
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十代のデッキが飾られて一週間が経過した。


テレビは、その展示のことで持ちきりだった。



『テレビを見ている、皆さん、ご覧ください!ここデュエルアカデミアでは、あのキング・オブ・デュエリスト武藤遊戯のデッキと、武藤遊戯に匹敵すると言われたデュエルアカデミアの英雄、遊城十代のデッキが展示されています』
テレビにデッキが移し出される。


『アカデミア生徒だけでなく、観光客まで来ています。もうデュエルアカデミアは人でいっぱい。この展示会は、もう二度とないでしょう。2人の伝説のデュエリストのデッキ。あなたも、その目に焼き付けて下さい』


テレビが消える。







第2OP Precious Time,Glory Days(サイキックラバー)






GX‐48【元素と無族】






十代は明日香と一緒にテレビを見ていた。


そして、十代がテレビを消した。


「改めて見ると、すごい人数だったわね」


「ああ、まさか、あんなにいたとはな。テレビを見て初めて知ったわ」


「展示会は、もう終わったけど、それでも、もっとやってほしいって要望があるのよね」


「そういえば、お前、今日の授業、俺のデッキについて話すんだよな?」


「ええ、鮫島校長に頼まれてね」


「そんなに、俺のデッキのこと知りたいんだな」
十代が立ち上がる。


「どこに行くの?」


「港に行ってくんだよ。今日、藤原が仕事から帰ってくるらしい。だから、会ってくるんだよ」


「藤原くんって何の仕事してるんだっけ?」


「なんでも、いろんな実験をする博士だってよ」


「そうなんだ、気をつけてね」


「ああ」
十代は部屋を出る。



「さて、私も準備に行こうかしら」
明日香も立ち上がる。
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