遊戯王デュエルモンスターズGX〜HERO編〜パート2

□第46話【金持ちデュエリスト 幻のE狙う!!】
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レストランの中、怪しい2人の男が座っていた。


「今回のお金です」
1人の男がアタッシュケースに入ったお金を渡す。


「どうも」
もう1人の男がアタッシュケースを受け取る。


「では、これで。また会いましょう、影裏さん」
男が立ち上がり店を出る。





それを確認したあと、残った男、影裏の後ろに銃やナイフなどを持ったスーツ姿の男たちが10人来る。


「ボス…」


「なんですか?」


「次のターゲットは?」

「まだ決めていないですよ」


「なら、次のターゲットは、こいつでどうでしょう」
1人の男がノートパソコンを持って来る。


「彼は確か」
影裏が画面を見て言う。


「遊城十代です」
パソコンの画面には十代が映っていた。


「そう、遊城十代。武藤遊戯と匹敵する伝説のデュエリスト」


「この男のカードは、どれも高く売れます。とくに、最近、有名な幻のE・HERO…全部で6枚あるそうですが、そのうち5枚はすでに、この男が…」


「場所は?」


「今はデュエルアカデミアにいるそうです。この男から幻のE・HEROを手に入れれば、ボスは更にお金がたんまりです」


「なら、今すぐ行きますよ」



「「「「「はっ」」」」」
10人の男が返事をする。



「私は金になるものには目がないんですよ…十代くん」
影裏が呟く。






第2OP Precious Time,Glory Days(サイキックラバー)






GX‐46【金持ちデュエリスト 幻のE狙う!!】






デュエルアカデミア、校長室では、十代たちが話していた。



「俺のデッキをですか?」
十代が言う。


「うむ、キミも知っていると思うが、ペガサス会長が、あの武藤遊戯に頼んで、オリジナルのデッキを1週間、展示することになっているんだが、生徒や、ここを取材する記者の要望で、キミのデッキも一緒に展示してほしいと言うんだ」
鮫島校長が言う。


「なんとか断ろうとしているけ〜ど、聞いてくれないーノ」
クロノス教頭が言う。




「なぜ、十代のデッキなんだ!?」
万丈目が悔しがる。


「まあ、兄貴は武藤遊戯と同じ伝説のデュエリストに選ばれたデュエリストッス」


「デッキを飾ってほしいというのも無理はない」
翔と亮が言う。


「クローン・エンパイラの件もあるし、」


「正直、飾るのは断りたいね」
藤原と吹雪が言う。



「十代は、どうするの?」
明日香が聞く。



「いやなら、いやと言っても構わない。私がなんとか話しをつける」
鮫島校長が言う。
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