遊戯王デュエルモンスターズGX〜HERO編〜
□第4話【VS万丈目 新たなハネクリボー登場】
1ページ/8ページ
第1OP 99%(BOWL)
GX‐4【VS万丈目 新たなハネクリボー登場】
外は夜
そして、いきなり現れ、プレートとデュエルした十代と、一緒に来た明日香はデュエルアカデミアの校長室で鮫島校長、クロノス、鮎川、トメ、セイコ、樺山と一緒に話していた。
十代は幻のE・HEROのカードを鮫島校長の机に置いていた。
「キミたちの出来事と、あのクローン・エンパイラの話しは理解した。しかし、十代くん、キミが、いきなりここに来るとは思わなかったよ」
鮫島が言う。
「こっちだって、そうですよ。俺だって、あんなことに巻き込まれていなかったら、ここには来なかったぜ。多分」
十代が言う。
「しかし、十代ちゃん。身長伸びたね」
トメが十代の横に来て言う。
「そりゃあ、俺だって成長するさ」
十代が言う。
軽くトメより大きい。
「この4年間のことは、さっき明日香さんから聞いたわ」
鮎川が言う。
「なんだ、言ったのか」
「え、えぇ」
「大変だったんですね」
「ずっと、命がけの日だなんて、可哀想」
樺山とセイコが言う。
「シニョール十代…変わったノーネ」
クロノスが言う。
「…………」
十代は黙っていた。
「しかし、クローン・エンパイラ…一体、何者なのでしょう?」
鮫島が言う。
「デッキは見たことのないHEROデッキを使ってくる」
「そして、デュエルに勝てば、デッキだけを残して、とっさに消える」
明日香と、十代が言う。
「今、わかってることは、彼らの狙いはキミの持つ幻のE・HEROってところか」
鮫島が言う。
十代が頷く。
「おそらく、また俺を狙って来るだろうな」
十代が言う。
「十代…」
明日香が言う。
「校長、幻のE・HEROは全部で6枚あります。つまり、あと5枚。おそらく、奴らは、その幻のE・HEROも狙って来る」
十代が言う。
鮫島が黙って聞く。
「わかりました…私もインダストリアルイリュージョン社や、外部の人たちに幻のE・HEROを探すように応援しよう」
鮫島が言う。
「ありがとうございます」
「これで、幻のE・HEROが見つかるのも、少しは早くなるわね」
「ああ」
十代と明日香が言う。
「校長、悪いが、またしばらく厄介になります」
十代が頭を下げる。
「いえ、また、こうやってキミと一緒にいられることが凄く光栄です。しかし、困りました。来客用の部屋は全て予約済みですし、生徒の寮も新1年生のことを考えると…」
鮫島が言う。
「げっ!マジかよ!じゃあ、どうすっかな」
十代が言う。