遊戯王デュエルモンスターズGX〜HERO編〜

□第3話【おかえり十代 VSI(イメージ)・HERO】
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広い部屋の中、マントをかぶった男がいた。


「幻のE・HEROが奴に取られたか…」
男が言う。


「まあいい…どっちにしろ好都合だ。俺の計画には、お前が必要だからな…兄弟……いや、十代」
男が笑う。






第1OP 99%(BOWL)






GX‐3【おかえり十代 VSI(イメージ)・HERO】






時間は午後の4時。天気は晴れ。もう少しで夕日になる。


そして、デュエルアカデミアの校長室では、続々と、このアカデミアを卒業した生徒が来た。


「お久しぶりです!鮫島校長」
眼鏡をかけ、黒い服で身を包む翔が言う。

「おお!丸藤くん!久しぶりだ」
鮫島が言う。

「トメさんたちも久しぶりだドン」
黄色、ノースリーブを着て、頭には恐竜の顔したバンダナをつける剣山が言う。


「はいよ!久しぶりだね」
「元気にしてましたか?」
トメとセイコが聞く。



「勿論ッスよ!」
翔が言う。



「フッ…あの腰巾着が、こうも育つとはな」
あんまり昔から姿が変わらない万丈目が言う。


「それ、どういう意味ドン?」
剣山が万丈目を見る。



「まあまあ、2人とも落ち着いて」
近くにいた鮎川が言う。


「でも、本当に、みんな変わってきたわよね」
「そうですね」
白いノースリーブを着るジュンコと、薄いピンク色のノースリーブを着るももえが言う。

「最後にあったのはいつでしたっけ?」
黒い服を着たレイが言う。


「今年の1月の同窓会だ!まあ、同年代じゃなかった奴もいたがな」
万丈目が剣山とレイを見る。



「そんなことより、皆さん、私のために来てくれてありがとう」
鮫島が言う。


「同然ですよ。今年は校長の最後の教育生活の年なんですから」
レイが言う。


「そういえば、セイコさんも、今年で…」
ももえがセイコを見る。


「はい!来年の6月に結婚するので、今年で退職です」
セイコが言う。


「結婚か…いいな」
ジュンコが言う。


「おっと!結婚といえば、この僕の出番だよ」

すると、後ろの扉から、いきなり一人の男が現れる。

「テェェン、ジョウイン!!」
歯を光らせ、左手をグットにする吹雪だった。


「「吹雪さん!」」
「師匠!」
ジュンコと、ももえ、万丈目が言う。


「吹雪、もうちょっと、落ち着いたら」
吹雪の後ろに藤原が来る。

「藤原先輩!」
剣山が言う。

「みんな、久しぶり」
藤原が言う。


「お久しぶりです。鮫島校長」
吹雪が校長の近くに来て言う。

「元気そうだね」
「えぇ、もう元気いっぱいですよ」
吹雪が笑って言う。


「勢揃いだね」
藤原が周りを見て言う。
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