遊戯王5DX PART6

□第134話【十代VSジース 魔王降臨】
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ファイディを倒した遊星は、廊下をしばらく歩いていた。

「まだ、先が見えないな…」
遊星は一度止まり言う。

だが、遊星は再び前へ進む。

『遊戯さんと十代さんの方は、どうなっているんだ…』
遊星が心の中で呟く。






第14OP OVERLAP(Kimeru)






TURN‐134【十代VSジース 魔王降臨】





遊星と同じく穴に落とされた十代は1人で、廊下を走っていた。


「なんだよ…ここ」
十代は足を止める。


「どれだけ走っても、出口が見えねぇ」
十代が疲れた顔で言う。


「みんなは無事かな…」
十代が壁にのし掛かり言う。

「ふ〜〜ぅ、…ん?」
十代は何かに気づいた。

前に、扉のようなものがあったからだ。

「出口か?」
十代は急いで、扉の方に行った。

そして、扉を開ける。





その頃、遊戯たちの方も、目の前にあった扉を開いていた。


「これで、何個目だ。扉を開いたのは」
「なんか、腹立ってくるぜ」
城之内と、本田が言う。


「文句を言ったって、しょうがない。とりあえず、前に行くのが先決だよ」
遊戯が言う。


「ああ、わかってるぜ」
城之内が言う。



「それより、2人は無事かしら?」
舞が言う。


「あの2人は強い…絶対に来るよ」
遊戯が言う。


だが、それでも心配だ。

アキはずっとネックレスを握っていた。


「遊星…大丈夫よね」
アキが呟く。

「遊星を信じよう、アキさん」
「そうだぜ、遊星は絶対に勝ってくる!今まで、そうだったからな」
龍可と龍亜が言う。


アキは笑う。

「そうね…遊星は絶対に勝ってくるわよね」
アキが言う。



『十代くん、遊星くん…絶対に勝って、僕たちのところに来るんだよ』
遊戯が心の中で呟く。
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