遊戯王5DX PART5

□第110話【オカマデュエリスト】
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「ああ、この調子で……」
遊戯が言おうとした、そのとき、周りの空間が歪み出した。



「どうやら、来たみたいだな」
遊戯が言う。



そして、一瞬のうちに周りが草原になる。


更に、みんなの前にはピンク色の服を来た男が立っていた。

「ウフフ…」
男は不気味な笑みをする。




第12OP voice(CLOUD)






TURN‐110【オカマデュエリスト】





「ウフフ…」
男はまだ笑っていた。

みんなは、男を見る。

十代が明日香とレイの間に入って言う。

「男…だよな?」


「多分、男だと思う…」
「多分ね」
明日香とレイが言う。




「ウフフ…アタシの名前はガリド。千年タウクを渡されたファデス様の部下の1人」
男が名乗った。





「ガリドって、男の名前だよな?」
「う…うん」
「それに声も男だし」
タカと、ラリー、吹雪が言う。



「あー!もう、わかんねぇ!おい!」
十代が声をかける。


「何かしら?」
ガリドが聞く。


「お前は、男か?それとも女か?」
十代が聞く。


「失礼ね!見ればわかるでしょ!」
ガリドが言う。

「やっぱり、おと―」
十代が言おうとする。

が、

「女よ!」
ガリドがきっぱり言う。


十代は後ろに下がった。

「あれは、間違いなく…」
「オカマだわ」
十代と明日香が言う。

「「「「は〜〜」」」」
みんながため息をつく。


「どう見たって男でしょ!」
「カーリーの言う通りよ!」
カーリーと深影が言う。



「なんですって!このおばさん!」
ガリドは言ってはいけないことを言ってしまった。


「おばさんですって!」
「ムキー!腹がたつんだから!」
2人が怒る。


「まあまあ、2人とも落ち着いて」
アキが言う。


「あんたもおばさんよ!」
ガリドがアキに指をさす。

ビシッ



「あんたも、あんたも、あんたも、あんたも、あんたも!」
ガリドが杏子や、明日香、レイにシェリー、それ以外にも女に指をさした。


ビシッ、ビシッ、ビシッ、ビシッ、ビシッ


「杏子…」
「アキ…」
「明日香…レイ…」
みんなが前に出る。



「ちょっと、あんた!誰がおばさんですって!」
「私たち、まだ若いわよ!少なくとも、あんたよりわね!」
「明日香さんの言う通りよ!」
「あんたこそ、何よ!このおじさん!」
女たちが言う。
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