遊戯王5DX PART4
□第72話【虚無&無限】
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十代は仮面をつける。
「ぐわあああ!」
十代の体に黒いオーラが纏われる。
「十代!」
「十代様!」
「ぐっ…ぐわああ!うわああ!」
「十代さん…」
「十代…」
遊星と、遊戯もそれを見守るしかなかった。
「「「ダークネス…」」」
周りに響くミスターTの声。
「遊星!」
遊戯が呼びかけると、遊星は頷き、ミスターTがいる方を向く。
「ぐわああ」
第7OP ティアドロップ(BOWL)
TURN‐72【虚無&無限】
十代はダークネスの仮面をつけ、ダークネスと一体化していた。
「ぐわあああ」
必死にダークネスの力に反発する十代。
そして、同時にダークネス本体を見つけ出そうとする。
『どこだ?どこにいる、ダークネス』
十代はダークネスを探す。
『どこだ?どこだ?』
そして、十代の頭の中に地球が浮かび上がる。
『地球…』
そして、地球の近くには、黒い星があった。
『これは…』
十代はその星をしっかり見ると中には世界中の人々がいた。
『これは、ダークネスの世界!』
十代はその星を見る。
そして、十代は地球をもう一度見る。
そのとき、
『なんだ?』
十代が地球に段々、近づき、十代の頭の中に地球の地平が浮かび上がる。
『海…』
十代の頭の中に海が出てきた。
そして、
『あれは、…デュエルアカデミア!』
そして、十代はデュエルアカデミアの校舎の上につく。
そして、十代が見たのは、ついさっき、ミスターTと戦っていた自分の姿があった。
『これは、さっき俺が…』
そして、十代は理解できた。
『そうか!そういうことか!』
「うわあああ!」
現実の十代は苦しめられていた。
「十代!」
「もう無茶だ!ここまで、ダークネスの力に反発したら、十代くんの身が―」
藤原がそう言った、そのとき、
「うわっ!」
十代が自分でダークネスの仮面を取り外した。
ダークネスの仮面は地面に落ちたと同時に割れた。
「十代!」
「十代くん!」
みんなが十代に駆け寄る。
「十代さん!」
「終わったか」
遊星と、遊戯が言う。
「はあ、はあ」
十代は激しく息切れをしていた。
「大丈夫かい?十代ちゃん」
トメが聞く。
「ああ…なんとかな」
十代は返す。
「それより見つけました。ダークネスの居場所」
十代が言う。
「本当か?」
遊戯が言い、遊戯と遊星がミスターTとのデュエルを止める。
「はい…」
十代はなんとか立ち上がると、
「そこにいるんだろ?ダークネス!出てこい!」
十代が空を見て怒鳴る。
その瞬間
『ハッハッハ、我の存在を見つけ出すとはな…』
そして、空に浮かび上がる日食が段々、近づく。
十代以外のみんなは、
「何!?」
「日食が…」
「近づいてる…」
アキ、節子、英雄が言う。
《みんな、落ち着くんだニャ》
大徳寺が現れ、みんなを大人しくさせる。
そして、日食が近づいてくると同時に、みんなの前にダークネスが現れる。
「フッフッフ…」
「ダークネス…」
十代が呟く。