遊戯王5DX PART4

□第68話【動き出したダークネス】
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「遂に、我々が動く番だ…」
「残るは、この者たちだけか…」
同じ顔をした男たちが、床に映る遊戯たちの姿を見て言う。

「だが、この中にはダークネスと一体化できない不幸の人間がいる…」
「まずは、そいつを始末する…」
「遊城十代…。精霊の魂を知るもの…」

遂に、奴が動き出す。





第7OP ティアドロップ(BOWL)





TURN‐68【動き出したダークネス】


衝撃なことを聞かされるみんな。

「ダ…ダークネスだって!」
藤原が驚く。


「ダークネスって、確か…」
ボブが言う。

「十数年前に突如、世界中の人々が暗黒の世界=ダークネスに取り込まれた最悪な事件…」
「もし、十代さんがダークネスを倒してなければ、私たちは存在しなかったかも知れない、最も危険な事件…」
英雄とマリアが言う。

「そのダークネスが、この世界に出てきたってことか?」
龍亜が聞く。

「…………」
十代はパソコンに映る画面を見ていた。

「十代…」
明日香が呟く。

「とりあえず、ダークネスを捜さなきゃ話しならない」
「心当たりはあるのか?」
遊戯が聞く。

「いいえ…とりあえず、外に出ましょう」
十代が言う。

そして、みんなは部屋を後にする。

十代は廊下を歩きながら呟く。

『…おそらく、外には奴…いや、奴らがいるはずだ』





数分後

みんなは外に出た。

外は真っ暗だった。

「どうして、こんなに暗いの?」
龍可が聞く。

「今日はどうやら日食らしい…」
十代が太陽を見る。
だが、太陽は日食により、光を照らすことはなかった。

「まさか、ダークネスとはな…」
亮が言う。

「この世界の戦いはまだ終わってなかったんだ」
十代が拳を握りしめる。


「ママミーヤ!もしかして、我われ〜も、ダークネスの世界に飲み込まれのデースか?」
クロノスが言う。

そのとき、

『その通り』
「「「!!」」」
周りに響く声。みんなの前に黒いカードたちが現れ、一つとなり、人の姿になる。

「お前は!」
「ミスターT!」
ヨハンと十代が言う。

「この人、どこから」
静香が言う。


「これはこれは、キング・オブ・デュエリストのお仲間たちも…私を知るものも多いが自己紹介をしよう。私はトュルーマン、真実を語る者、ミスターTと言う者だ」
ミスターTが自己紹介する。

「なんで、この世界のお前が俺たちのことをキング・オブ・デュエリストと言う?」
遊星が聞く。

「なんで?それはあの三幻魔のカードを奪い取った男から話しを聞いていたからだ」
「三幻魔のカードを奪い取った男…ジャッカルのことか!?」
「だがなぜ、あいつが?」
遊戯が言う。

「あの男も、我々と同じダークネスの一部、そして、ダークネスの世界を開けた張本人」
「あいつがダークネスを開けたのか!」
吹雪が言う。
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