遊戯王5DX PART3

□第41話【十代VSオウムの痣を持つダークシグナー】
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空に浮かび上がっていたサギの地上絵が消えた。

それを遠くから見ていた十代。

「どうやら向こうは終わったみたいだな」
十代はエア・ハミングバードから降りて言う。

「じゃあ、次は俺の番だぜ」
十代は3人の中で一番遠いにも関わらず、すでに目的地についた。

辺りは車や機械物のスクラップ場だった。

「ここにみんなが…」
十代はそう言うと前に前進した。





第4OP LAST TRIN(knotlamp)





TURN‐41【十代VSオウムの痣を持つダークシグナー】




周りはスクラップ場
その中央に連れ去られた仲間が立っていた。


「うぅ、ゴミの匂いが臭い…」
「どうにかしてほしいですわ」
ジュンコとももえが鼻をつまんで言う。

「これくらい我慢しなさい」
明日香が2人に言う。

ここにいた人は明日香、翔、ヨハン、ジュンコ、ももえ、亮、クロノス、美寿知、セイコ、藤原、ブリッツ、鬼柳、ミスティ、カーリー、天兵、ステファニー、ブレイブ、校長、英雄、節子、風馬、城之内、御伽、マリク、リシド、レベッカだった。


「だが、スクラップ置き場に置かれるとはな」
「ソッス!ひどいッス!」
ヨハンと翔が言う。



「ここの居心地はどうだ?」
スクラップの山から顔出すダークシグナー。

「最悪に決まっているだろうが」
城之内が言う。

「あなた、アキは無事でしょうか?」
節子が英雄に言う。実の娘、アキの姿はここにはなかった。

「必ず、大丈夫だ。信じよう」
英雄が言う。


「そういえば、さっき俺たちの仲間が一人死んだみたいだ」
フードをかぶった男が言う。

「何!」
鬼柳が言う。

「誰が勝者に?」
ミスティが言う。


「さぁな」
男はわからないためそう答えた。

「じゃが、いずれにせよ、ダークシグナーの一人は倒したんじゃ、残りは2人じゃ」
校長が男の方を見て言う。

「ふん、俺はそうは行かないぞ」
男は校長の視線に気づき、眼を飛ばす。

「ひ!」
カーリーはそれに怯えた。

そして、男がかぶっていたフードが風で取れ、更に怖い目つきがみんなを襲う。

だが、男が眼を飛ばしているとき、


「凄い自信だな」
「!?」
男は離れたスクラップの山に目を移す。

そして、スクラップの山の上に飛び乗るように十代が現れた。


「十代!」
明日香が言う。

「兄貴!」


「遊城十代…お前が俺の相手か?」
「ダメか?」
十代が笑って言う。

「いや…相手にとって不足なしだ!」
男はつけていたマントをとり、デュエルディスクを起動させる。

「そいつは良かったぜ!」
十代は持っていたバッグをファラオに預け、デュエルディスクを起動させる。

ファラオはバッグを持ってみんなのところに行く。

「始まるわ」
カーリーが言う。

セイコは足下にきたファラオを抱える。


「そういえば、名前聞いてなかったな」
十代が聞く。

「ポロムだ。だが、この後死ぬ男に名乗っても意味はないがな」
「勝つのは俺だぜ」
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