遊戯王5DX PART3

□第39話【ダークシグナー再び】
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外は曇り空。
そこに赤き竜が現れ、みんなを降ろす。

「ここは…」
シュミットが周りを見る。

「ここって、もしかして!」
マーサが後ろを見る。

そして、遊星も後ろを見る。

「…まさか」
そう。そこには見覚えのある家が立っていた。
’マーサハウス’が、

「サテライト…」
遊星が呟く。





第4OP LAST TRIN(knotlamp)




TURN‐39【ダークシグナー再び】




暗闇が漂う部屋にフードをかぶり顔を見せない4人の人間が話していた。

「この感覚…」
4人がいる中の1人、中心人物さらしき男が何かを感じた。

「どうやら来たようね…ほかの世界の彼が…」
1人の女が笑って言う。

「それだけではない…あの2人も来ている…」
男が言う。

「フッ、また奴らを殺すことができるとは」
男が笑って言う。

「5000年のときを超えた戦いが再び始まる…」





――……――



サテライトについた遊戯たちはワープしてすぐそばにあったマーサハウスの中に入る。

「誰もいないわね…」
マーサが家の中を見渡して言う。

「あぁ」

「だが、まさか次の場所がサテライトになるとはな」
ジャックが腕を組んで言う。

「なんか、懐かしいな」
クロウが周りを見て懐かしさを感じた。


「遊星たちは昔、ここに住んでいたのか?」
十代が聞く。

「はい」



「だが子供たちやこの世界のマーサはどこに行ったんだ?」
牛尾が言う。

「ちょっと、外に行ってみよう」
遊戯がみんなに言う。



外は曇り空で天気がいいとは言えなかった。

「なんか満足しない天気だな…」
鬼柳が空を見て言う。

「なんかあったような天気だわね」
ミスティが鬼柳の隣りに来て言う。



そして、周りを見て来たみんなが戻って来る。

「どうだったんだい?」
英雄が遊星たちに聞く。

遊星は首を振る。

「周りに人影はなかった」


更に、十代は精霊を使って空から様子を見させており、そのモンスター’エア・ハミングバード’と、’ネオス’が帰って来る。

「どうだった?この周りに誰かいたか?」
十代が聞く。

エア・ハミングバードとネオスは答える。

《この周りと言うより…》
《このサテライトって場所、全体が誰もいない》


「誰もいない…」
遊戯が呟く。

「どうなってんだ?」
クロウが首を傾げる。

「とにかく中に入りましょ」
深影が言う。
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