遊戯王5DX PART2

□第19話【運命の出会い】
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「赤き竜!次の行き先に導いてくれ!」
赤き竜が吠えると、みんなを取り組み違う世界へワープした。

赤き竜が違う世界にワープし、みんなを降ろす。

「ここは…」
みんなが当たりを見渡す。

「遊星くん…あれって」
節子が指さした方を見る。

「あれは!」
遊星が驚く。

遊星たちの目線に入ったのは見たことのあるビルだった。

「あのビル…上にあるKCと書いた赤い看板…」
英雄が目を丸くして言う。

「ここって、ネオ童実野シティ!?」
ラリーが驚く。

みんなが次に来た世界は、ネオ童実野シティだった。

「ここが遊星たちの街…」
十代が辺りを見渡す。

「帰ってきたんだわ」
ステファニーが喜ぶ。

が、

「いや、それは違うな」
「え?」
ジャックが否定する。

「ジャックの言う通りだ。確かに俺たちの街だが、この辺りは見たことがない…それになにより…」
遊星が辺りを見る。

「人の気配が全くない」
遊星たちは店がいっぱい並ぶ市街地のど真ん中にいた。しかし、人の姿が一切見えない。

「確かにそうね」
アキが言う。

「ちょっと歩いてみない?」
遊戯が遊星に聞く。

「そうですね。ここで止まっていても仕方がないし」
遊星が自分のDホイールを押し出した。

だが、遊星がマーサやシュミットの顔を見て話す。

「どうしたんだ?マーサ、シュミット先生」
「なんだか懐かしい気分になってきたんだ」
マーサの言葉に遊星が、

「懐かしい?」
「あぁ、なんか見たことある気がするんだ。この辺り…」
シュミットが言う。

「…」
遊星はその言葉を聞くしかなかった。

「とりあえず、歩こう。ここで止まっていても仕方がない」
「そうね」
マーサが答える。

遊星はさっき言ったマーサの言葉に引っかかった。マーサたちも懐かしい気分になったと言っていたが、自分もなんか見たことがあるような気がした。




第2OP FREEDOM(La−Vie)




TURN‐19【運命の出会い】



遊戯たちは街中を歩いていたが、こんないい天気にも関わらず人の姿が一切なかった。

「どうなってんだ?人が1人もいねえぞ」
「なんかあったのかしら?」
鬼柳とミスティが周りを見て言う。

「こんな大きな街に人がいないのはおかしい―」
遊戯が話しているとき、誰かの声がした。


「おい!誰かいるかもしれねぇ。探しだせ」
「おう!」

「誰かいる…」
カーリーが言う。

「とにかく隠れよう」
遊星が言うと、みんな建物と建物の隙間に隠れた。

「おい、誰かいたか?」
「いや、こっちにはいなかった」
「くそ、ここの住民はどこに行ったんだ?」
遊戯たちの目に入ったのは、スーツ姿でサングラスをかけた2人組の男だった。

「あの人たちも人を探しているのかしら?」
深影が2人を見ながら言う。

「話してみっか」
城之内が言う。

「お兄ちゃん!」

「待って城之内くん」
遊戯が止める。

「え?」

「おの2人…怪しすぎる…」
御伽が言う。

「御伽の言う通りね…」
杏子が言う。


「おい、あっち行ってみようぜ」
「そうだな」
2人は、みんなの前から消えた。


「誰だったんだ…」
ボブが言う。

「どうなってんだ?」
ブリッツが周りを見て言う。

「遊星」
アキが遊星に話しかける。

「…遊星?」
遊星は後ろにあった建物を見ていた。その建物はトップスの建物だった。

「あの建物がどうかしたのか?」
クロウが遊星に聞くと、遊星はDホイールを押しながら前に歩く。

「遊星」
十代が呟く。


「俺はここを知っている…」
「なんですと!?」
イェーガーが言う。

「遊星、ここに来たことがあるの?」
アキが遊星の隣に来て言う。

「いや…」
「だったらどうして?」
シェリーが聞く。

「何故かはわからない…だが俺は知っている…」
遊星がそう言うと、みんながついて行く。
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