遊戯王5DXAL 5th

□第165話:『激動! VS闇デュエル界の四悪人』
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ベクター、璃緒:「ブリザード・シャドー・バード!!」
技の名前を叫ぶ2人の気迫は、ドン・サウザンドにも伝わった。

ドン・サウザンド:「消え去れ!死にぞこないのバリアンよ!」


ベクター:「うおおおおおお!」

璃緒:「はあああああ!」


璃緒とベクターの攻撃が、ドン・サウザンドの攻撃とぶつかり合ったとき、一瞬の輝きと共に周りに爆風が襲う―!!


ベクターと璃緒

戦いの結末は――!




そして、カイゼル・サウザンドでは、あの連中が動き出そうとしていた。


そう、かつて遊馬、凌牙、カイト、そして、V、W、Xたちを苦しめた闇デュエル界の四悪人たち。


蝉丸:「まどろっこしいの嫌いだ」
他人から記憶を吸い取る能力を持ち、かつて遊馬とVに敗れた蝉丸。


クラゲ先輩:「奴らに先輩ルールを教えてやるぅ」
クラゲの力を持っており、刺された者は死に至るほどの毒を持つ、凌牙とWに敗れたクラゲ先輩。


蚊忍者:「害虫ブラザーズがいれば問題ないって蚊ぁ?」
相手に幻覚作用を引き起こす毒を注入する能力を持ち、カイトとXに敗れた蚊忍者。


ハートランド:「さあ、行きましょう。復讐を果たしに」
ハートランドがニヤッと笑う。







第9OP『HEART・BEAT《MARIA》』







第165話:『激動! VS闇デュエル界の四悪人』






凌牙ルート


ミッションウォッチの通信機能を使用し、ここにいる者たち以外と連絡を試みようとする慎也は、ミッションウォッチからホログラムを出して、電波状況などを調べていた。


カイゼル・サウザンドの中に入ってから、特殊な電磁波の所為で、通信機能の電波が遮断され、ずっと他の者たちと連絡が取れていないからだ。

しかし、ついさっき、通信機能の電波を遮断している特別な電磁波が弱まっており、今なら連絡が取れるかもしれないと、暗い空間の中、走りながら、作業を進めていた。


しばらくすると、凌牙たちは、暗い空間の道を走り抜け、街中に出てきた。


勿論、空は赤い空だった。


万丈目:「少しまともな場所に出てきたな」

オブライエン:「とりあえず、前に進むぞ」
みんなが、歩こうとしたとき、慎也が「待ってくれ」と言い放った。


慎也は、ミッションウォッチの通信機能からずっと聞こえている砂嵐のような音から、女性の声が聞こえた。


慎也は通信機能の電波を強くして、電波状況を正常にしようとする。


???:『も…もし、もし…れか、近くにいるの?』
砂嵐の音から聞こえた声は女性の声だった。


風間:「この声、深影さんだ」
風間はそう言うと、慎也は通信機能をONにした。

すると、風間の隣にいたジャックが、大きな声で呼びかける。

ジャック:「おい、深影!」

深影:『その声は、アトラス様ですか!近くにいるんですね』
どうやら、こちらの声も向こうに聞こえているようだ。


みんなが慎也の周りに集まる。







小鳥ルート



深影:「よかった、ミッションウォッチが突然、通信をキャッチしたのでびっくりしました」

ロビン:「そっちの人たちは、全員無事なの?」
エスパー・ロビンが心配そうな顔で聞いた。




慎也:「こっちは、全員無事だ。凌牙が、バリアン8人衆の1人を倒している」
慎也が、状況を報告すると、向こうもすぐに状況を報告し返してきた。





杏子:「こっちも、小鳥ちゃんが8人衆の1人を倒しているわ」

小鳥:「トドメはさしていませんけどね」
小鳥が右頬を掻きながらそう答えた。






凌牙:「俺の方もそうだ。生かしておいた」

慎也:「少なくとも8人衆は、2人が落ちたということか。全体の状況を確認したい。そちらからも他の連中に呼びかけてくれないか?今なら、通信機能の電波が届くかもしれない」
慎也が、向こう側の仲間たちにお願いをする。




深影:「わかりました。私のミッションウォッチから呼びかけて見ましょう」

シェリー:「いきなり、通信ができるようになったってことは、もしかして、私たち同じ空間にいるんじゃないかしら?」

ミゾグチ:「そちらの方々は、今どこに?」
ミゾグチが慎也たちがいる場所を確認してみる。




葵:「よくわからないけど、空間を抜けたら、街中に出たわ。空は赤いけど、街並みは綺麗よ」
葵がそう言うと、小鳥たちはもしかしたら、自分たちがさっきいた街ではないかと疑問を抱く。
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