遊戯王5DXAL 5th

□第152話:『次元の狭間より出現!銀河眼の次元竜(ギャラクシーアイズ・ディマンシオン・ドラゴン)』
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X:「これが私の進化の証だ!」
スペース・レイピアザーと3本の剣が巨大な光の剣を生み出した。

コルダ:「何!?」

X:「アンドロメダ・アマルテア・ブレードォ!」
巨大な光の剣を振り下げる。

アリゲイツ・バスターで受け止めるも、パワーの差が先ほどまでと断然に違い耐えきれず、コルダを斬り裂く。


コルダ:「ぐわあああああ!」
コルダの身体を包み込んでいた邪悪な力が抜けていく。

コルダの手に持っていたセカンドステージ状態のアリゲイツ・バスターが消滅し、コルダ自身は地面に倒れる。



X:「はぁ、はぁ」
激しい戦いの所為で、息を切らすX。

そんな中、戦いを見ていた城之内達はXの勝利に喜んでいた。


城之内:「よっしゃー!」

ジュンコ:「やったわ!」

V:「兄様の勝ちだ!」
兄の勝利にガッツポーズをするV。


W:「心配するほどじゃなかったな」
皆と違い、心の中で兄の勝利をWは喜んだ。



Xは倒れるコルダの元へ近づく。


コルダ:「まさか、俺が貴様のような人間に負けるとはな…」
ゆっくりと目を開きそう呟くコルダ。


X:「お前の言う通り、人間は弱い生き物かもしれない。だが、人間にも基本的な能力がある。それだけで、人間は強く生きることができる…」

コルダ:「家畜の分際で…、よくそんなことが言える…。だが、これだけは教えてやる…。ドン・サウザンド様には決して…勝てない…。あの方は…、俺たちの神…なのだからな…」
コルダが身体にダメージを負いながらそう言っていると、身体が赤く輝く。


コルダ:「ぐわあああ!!」
突然、コルダが苦しみだす。

X:「コルダ!」

コルダ:「情けを受けるつもりはない!敗者らしく、俺は最後を送る!」
自分に触れようとするXを怒鳴りつけて止めるコルダ。


コルダ:「あの世にいるバギーと狂言に会えたら伝えてやる。人間は…確かに強い…ってな…」
そう言い残し、コルダは赤い輝きと共に消滅した。



雑賀:「消えた…」

色葉:「敗北し、使命を終えて消されたのね…」

W:「それがドン・サウザンドのやり方だ。自分の思い通りにいかない奴はすぐに消す」

X:「うっ」
負傷した肩を押さえるX。



城之内:「大丈夫か?クリス?」

X:「はい、ここで油を売っている暇はありません。急いで先に、っ!」

舞:「その身体じゃ無理よ」

色葉:「せめて手当はしないとダメね。先へ急ぐのはその後よ」

Xの怪我は酷い。色葉は急いでXの手当てに移った。








カイゼル・サウザンド最奥部


ドン・サウザンド:「また、やられたか…。我がせっかく力を与えたというのに、使えない連中だ」
コルダが消滅したことを感じ取るドン・サウザンド。

ドン・サウザンド:「まあいい、所詮、奴らが消えたところで計画が止まることはない」



ネオコーポレーションシティの空に浮かぶカイゼル・サウザンド。


タイムリミット迫っている!!







第9OP『HEART・BEAT《MARIA》』







第152話:『次元の狭間より出現!銀河眼の次元竜(ギャラクシーアイズ・ディマンシオン・ドラゴン)』






赤い空の下にある滝。

その近くで何か妙な声が聞こえた…。


ドラゴンのうめき声だ…。


そして、その近くにスペンサーがいた。



スペンサー:「もうすぐだ。もうすぐで、お前の力が証明される」
スペンサーがそう言うと、ドラゴンは更にうめき声をあげる。



スペンサー:「お前が持つギャラクシーアイズは、俺が倒す。俺が持つ次元の竜でな…!」
スペンサーの背後にある滝の奥に目のようなものが浮かび上がる。
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