遊戯王5DXAL 5th

□第151話:『人間の知性 Xの最強攻撃!』
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X:「セカンドステージ!」
スペース・レイピアザーの形状が変化し、セカンドステージを果たした。

そして、Xの右手の甲に浮かび上がるNo.5のエースのマークが輝く。





コルダ:「同じ人間として、か。その正義感が、自分を苦しめることになるぞ」


X:「私は、街を世界を守るために、ここへ来た。戦いの場所が、貴様らにとって有利とはいえ、引くつもりはない!」
Xがセカンドステージしたスペース・レイピアザーを構える。


コルダ:「いいだろう。苦しまぬように、あの世へ送ってやる」
コルダも斧にバルカン砲が内蔵されたデュエルギアを構える。


コルダ:「CX(カオスエクシーズ)炯眼の鋼鰐アクチュエータ・アリゲーター、ここからが本番だ」
コルダの前に機械の身体を持つ鰐が現れる。

コルダが使っているデュエルギア”アリゲイツ・バスター”。

そのデュエルギアに宿るモンスターが、この”炯眼の鋼鰐アクチュエータ・アリゲーター”なのだ。


Xとコルダによる激戦は、ここから始まるのであった!!








第9OP『HEART・BEAT《MARIA》』







第151話:『人間の知性 Xの最強攻撃!』










遊馬ルート



遊馬のエースのマークも輝きを放っていた。


エースのマークマスターである遊馬は、誰が戦っているのかすぐに分かった。


遊馬:「どうやら、アンタの息子が戦いを始めたみたいだぜ」
遊馬がトロンを見て言った。

トロン:「Xがバリアンと戦いを始めたのか…!」

遊馬:「あぁ、流石に状況まではわからねえが、エースのマークを通じて、戦いを始めたことだけはわかる」
息子たちと同じルートに行きたいと気持ちはあった。

だが、ミスター・ハートランドと決着をつけるために、私は遊馬について行くことにした。


一馬:「心配か?バイロン?」
一馬はトロンの本名を口にし、しれっと聞いた。

すると、トロンは少し笑った。

トロン:「私の息子は強い。心配など無用さ」
本当は心配だが、Xが強さは父である自分も理解している。

簡単にくたばるような奴ではない。


そして、それは遊馬も理解していることだ。


遊馬:『奴らは強い。無茶だけはするなよ、X』
遊馬はXの勝利を祈る。





その頃、Xは、セカンドステージしたスペース・レイピアザーを持って構えていた。


対するコルダもアリゲイツ・バスターを構える。


お互い、物凄い集中力で、いつでも攻撃できる準備を整えていた。


舞:「すごいプレッシャーね」

城之内:「それだけ油断できねえってことだ」

W:「それに奴はバリアンだ。さっきまでの戦いが本気だとは思えねえ」

V:「えぇ、おそらく、まだ表には出していない力があるはずです」
Vはコルダを凝視する。

バリアンの力の恐ろしさは、この身で経験したことがあるVにはわかるのだ。人間を超えた恐ろしい力が、奴らにはあるはずだということに…。



コルダ:「行くぞ!」
コルダがXに向かって接近する。

あんな巨大な武器を持っているのに、よくあんなに速く走れるなと心の中で思ったX。


だが、コルダの足元をよく見ると…。


X:『なるほど、風属性の波動を足元に集中させてスピードを上げているのか。これぐらいは、特訓を重ねていけばできる奴だと遊馬が言っていたな』
かつて、遊馬と修行したとき、拳や足元に属性波動を集中させて、攻撃の威力を上げたりとか行動速度を上げることは基本中の能力だと、遊馬から教わっていたX。だが、Xはまだデュエルギアへ波動を流し込みことしかできない。

Xはセカンドステージしたスペース・レイピアザーを構える。

そして、光属性の波動をスペース・レイピアザーに集中させる。


その間にコルダはアリゲイツ・バスターをXに向けて振り下ろした。




城之内:「クリス!」

舞:「危ない!!」
このままでは当たってしまうと悟った城之内達が、Xに危険を知らせる。
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