遊戯王5DXAL 5th
□第150話:『バギーとバリアン世界の繋がり』
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スネイク:「バカな!たった1枚のカードで、逆転されるだと!」
エリファス:「アストラル世界は必ず守って見せる!遊馬と、仲間たちと共に!エーテリック・レネヌテトでダイレクトアタック!!」
エーテリック・レネヌテトがスネイクにトドメを刺す。
スネイク:「シャアアアァァァァァアアアア!!!」
大きな叫び声を上げて、スネイクは吹き飛ばされた。
スネイク
LP2400→0
スネイクは後ろに高い奇岩に衝突した。
デュエルはエリファスの勝利で終わった。
鉄男:「よっしゃー!エリファスの勝ちだ!」
羽蛾:「冷や冷やさせてくれるぜ」
竜崎:「まったくや」
エリファスが勝ったことに大喜びする鉄男と、心配して損したかのような表情をする羽蛾と竜崎であった。
アストラル:『アストラル世界の守護神の名は伊達ではない。ランクアップし続けるニューオーダーズに勝てるデュエリストはそういない』
遊馬:「あぁ、エリファスになめてかかると痛い目に遭うぜ」
エリファスの実力をよく知る遊馬たちがそう言った。
白煙や砂ぼこりが立つ中からスネイクの姿が見えてくる。
スネイクの身体は少しずつ消えていた。
スネイク:「シャ、シャッシャ…。お見事と言っといてやるよ、アストラル世界の番人。だが、ドン・サウザンドの計画が狂うことはない!精々、人間界最後の瞬間を味わうんだな…。シャッシャッシャァ!シャッシャッシャァーーー!」
スネイクは最後の高笑いをして消えた。
エリファス:「スネイク、我々は必ず人間界とアストラル世界を救って見せる。この手で」
エリファスは右拳を握る。
第9OP『HEART・BEAT《MARIA》』
第150話:『バギーとバリアン世界の繋がり』
スネイクに勝利したエリファスが遊馬の元へ近づく。
遊馬:「悪いな、エリファス。あんな奴を相手にさせちまって」
エリファス:「気にすることはない。私も、人間界とアストラル世界を救いたいと思っているのだからな。それより、ゆっくり休めたか?」
遊馬:「ああ、おかげさまでな」
デュエルする前とは、明らかに表情が違う遊馬。
息切れもしていない。どうやら、体力は回復しているようだ。
アストラル:『遊馬、エリファス、喜んでいる暇はない』
葵:「シティ消滅までタイムリミットは3時間半を切っているわ」
ミッションウォッチの時刻を確認する葵。
鮫島:「他のみんなは大丈夫でしょうか?」
一馬:「通信は繋がらないのか?」
慎也:「さっきから他のみんなに呼びかけているが、応答は一切ない。おそらく、カイゼル・サウザンド全体に特別な結界か何かが張られているんだろう」
ということは、他のみんなと話す手段がないということになる。
こうなると、状況も把握できない。
遊馬:「まあ、みんな強いし、大丈夫だろうぜ」
双六:「そ、そうじゃな。皆強いし、簡単にやられるような奴は誰一人しておらん」
遊馬:「先に進もう。時間がないからな」
エリファスの勝利に喜ぶ暇もなく、遊馬たちは先へと急いだ。
目指すはドン・サウザンドがいると思われる最奥部だ。
その頃、ネオコーポレーションシティは、依然として住民の避難が行われていた。
仁志:「こちらのエリアにいた人達は、G地区に向かわせます。そこで、まとめて避難誘導を行う予定です」
避難誘導隊A班のリーダー仁志は、元帥の百々原とミッションウォッチの通信機能を通して会話していた。
百々原:『了解した。だが、やはり、避難状況は遅れているな』
仁志:「街の人達全員を避難させていますし、住民たちも動揺しています。こちらの指示に刃向う者もいるので…」
仁志は、避難状況がスムーズに進んでいない理由を話す。
言い訳にしか聞こえないかもしれないが、これ以上の言葉が浮かび上がらない。