遊戯王5DXAL 4th

□第122話:『アラクネーの宝玉を巡る激戦!』
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アントン:「フッ、とっとと始めようじゃねえか!一人のガキを奪い合うための、小競り合いを!」
ショットガンタイプのデュエルギアを手にするアントン。


ラーヴル:「お前の場合、小競り合いでは済まないだろうがな」
ラーヴルがカードを手に取る。

そのカードはドラゴン族通常モンスター”エレキテルドラゴン”だった。

エレキテルドラゴンのカードが輝き、光の球となって、ラーヴルと一つになる。


キャッシー:「あなた、まさか、限界勢力の使い手…!」
”限界勢力”。デュエルモンスターズそのものを身体に取り込んで力を発揮する力と、その力を持つ人間のことを示す言葉だ。

モンスターの力を無理矢理取り込むのではなく、精霊と宿主が心を通わせ通じ合ったとき初めて発揮できる力だ。


ラーヴルの体に電流が流れる。


ラーヴル:「女だからと言って手加減はしないぞ、女!」
眼鏡を外し、戦闘モードに入るラーヴル!


2人ともアドレーを連れ戻すために手段を選ばないつもりでいるのだ。








第8OP『Mysterious《Naifu》』








第122話:『アラクネーの宝玉を巡る激戦!』









エルフェンの森に一台のヘリが着陸した。

森の生き物たちは驚いて、その場を離れる。





その頃、プラントが所有する飛行艇から出されている電波が何かをキャッチしセンサーが反応。

ガリーナの携帯端末が反応した。


ガリーナ:「何?新手?」



部下:「そのようです。敵は数人かと思われます」

ガリーナ:「この場所の近くではないでしょうね?」

部下:「えぇ、センサーの反応からして、かなり離れた場所かと。ですが、アントン、ラーヴルが向かった先ではあります」
部下がそう言うと、親指の爪を噛むガリーナ。

ガリーナ:「早いとこ、こちらも動かないといけないわね」
ガリーナは行動準備に入る。






その頃、アントンとラーヴルを相手に使用とするキャットちゃん。

キャッシー:「後ろに下がってなさい、アドレー!」
キャットちゃんは少し焦った口調でアドレーにそう命令する。

アドレーは、すぐ後ろにある木の陰に隠れる。



キャッシー:「キャットネイル!」
キャットガールのクロータイプデュエルギア”キャットネイル”を右腕につけるキャットちゃん。

木の隙間から照らされる太陽の輝きがキャットネイルのブラウンとピンク色を照らす。


緊張感が走る空気。

だが、この緊張感はキャットちゃんだけであった。


アントン:「おら!行くぞ!」
ショットガンタイプのデュエルギアをいきなり発砲するアントン。


キャッシー:「は、早い!」
すぐに避けたキャットちゃん。

ショットガンから放たれた弾丸は、木に埋め込まれる。


フォアエンドを引いて、弾を装填するアントン。


アントン:「ほら、次行くぞ!猫女!」
ショットガンタイプのデュエルギアから連続で弾丸を発射するアントン。

ずっと躱すのは辛いと思ったキャットちゃんは木の陰に隠れる。

アントン:「それで隠れたつもりか?」
アントンがラーヴルを見る。
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