遊戯王5DXAL 4th

□第112話:『サイドオーバーを超えて!決勝戦、遂に決着!』
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オズボーン:「目障りだな。今すぐ消せ」
オズボーンがそういうと、クラークは一礼し、通信を切った。

オズボーン:「この部屋と、会場との間はガラス張りだ。暴れられては、迷惑になる。大人しくしてもらうぞ」

オズボーンの言う通りにする名人。



一方、ネオコーポレーションシティ国際空港の格納庫から人質を救出した由加。


由加:「すぐに警察が来ますので、ここで待っていてください」
由加は倒した敵を全員拘束し、この場を後にした。


由加:『早いとこ、兄さんと合流しないと』
由加は走って、デュエルバトルカーニバル選手権が行われている会場に向かう。





その頃、吸収装置本体がある部屋にいたラリーたち。


目の前に、オズボーンの秘書クラーク・トイマンが現れた。




不気味な笑みを見せるクラーク。

その笑みに少し動揺してしまうラリーたちであった。









第7OP『二つの未来《黒田倫弘》』








第112話:『サイドオーバーを超えて!決勝戦、遂に決着!』







ラリーたちの前に現れたクラーク。

カードが入ったカプセルの前に立ち、不気味な笑みを浮かべながら、ラリーたちを見つめる。



クラーク:「勝手なことはさせませんよ。これは、社長の計画を遂行するために一番必要なものですからね」
そう言って、後ろにあるカプセルいや、吸収装置本体を触るクラーク。



ナーヴ:「俺たちの動きがバレていたか」

ブリッツ:「ここで、敵さんのお出ましかよ…!」
つい足を一歩下げてしまったブリッツ。


タカ:「心配するな、ブリッツ。向こうはたったの一人だ。副社長が装置を止めている間に、俺たちが奴の足を止めていればやれるはずだ」
自信満々にタカは言った。


クラーク:「私がそれを簡単にやらせると思いましたか?」
クラークは1枚のカードを手に出す。


クラーク:「”ツインテール”」
手に持っていたカード、通常モンスターのツインテールのカードがピカッと輝き、デュエルギアへとなる。


細長い紐のようなものをブンブン振り回し、ラリーたちを威嚇する。


クラーク:「私の鞭で、あなた方を懲らしめて上げますよ」
鞭タイプのデュエルギアで床を強く打ち、バシッという音が部屋中に響き渡る。



ブリッツ:「あいつ、デュエルギア出しやがったぞ!」

タカ:「前言撤回するわ。やれるかわからなくなってきた」
クラークが持つデュエルギアを見て、自信を無くすタカ。


しかし、ラリーとナーヴが前に立つ。

ラリー:「自信無くしてどうするんだよ、タカ」

ナーヴ:「俺たちが止めないと、この会場にいる、みんなが危険な目に遭うんだ」
2人が手元にカードを出す。


ラリー:「”ワンショット・ナイト”!」


ナーヴ:「”スクラップ・ドラゴン”!」
2人が手に持つカードがピカッと光り、デュエルギアへと姿を変える。


ラリー:「ワンショット・ダガー!」
ワンショット・ナイトの短剣タイプのデュエルギア、両刃を持つ”ワンショット・ダガー”がラリーの手に握られる。


ナーヴ:「スクラップ・ガンブレード!」
スクラップ・ドラゴンの剣と銃が混合したデュエルギア、”スクラップ・ガンブレード”をナーヴは手に持った。


クラーク:「私とやる気ですか。束になって来ようと、私は引くつもりはありませんよ」
床に思いっきり鞭を叩いたクラーク。


タカ:「お、お前ら…」


ブリッツ:「そうだな。ナーヴたちの言う通りだ。ここで、奴を止めなきゃ装置は止められないんだ」
ブリッツもカードを手に持った。


タカ:「3人がやるなら俺だってやるさ!やれるところまでやってやる!」
タカもカードを手に持った。


ナーヴ:「ライナーさん、俺たちが奴を食い止めます。その間に、装置を止めてください!」
!ナーヴがライナーにお願いする。


ライナー:「わ、わかった。デュエルギアを使用するクラークは初めて見たから、私もあいつの力が取れだけのものかわからないが、気を付けてくれ」
ライナーは壁際沢山設置されている装置のコントロールパネルに向かって走る。


クラーク:「させません!」
ライナーの鞭タイプデュエルギアがライナーに向かって飛ぶ。


ナーヴ:「させるか!」
スクラップ・ガンブレードから銃弾を発射し、クラークの鞭を止める。


ラリー:「もらった!」
ラリーがワンショット・ダガーを上に挙げた状態でクラークに飛びついてきた。


クラーク:「そう簡単に、私に刃は届きませんよ!」
クラークは鞭タイプデュエルギアを多彩に使いこなし、鞭の先端がラリーの腕にヒットした。
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