遊戯王5DXAL 3rd
□第85話:『ツバキVS孫 勝利へ導く一撃必中!』
1ページ/7ページ
孫:「血界の原種エッグの効果によって、前のターンに受けたダメージ分、俺はライフを回復する!だが、血のデスリングの力によって、その回復は倍になる!!」
前のターンに受けたダメージは3500。つまり、その倍7000ポイントが孫のライフに加算される。
孫
LP1900→8900
ツバキ:『これじゃあ、キリがない。何とか攻略法を見つけないと…!』
攻撃しても、次のターン、受けたダメージの倍の数値が回復する。これでは、相手のライフポイントが増えていくだけだ。
1ターンでライフを0にする攻撃ができなければ、勝利はない。
ツバキはそう考えていた。
剣代:「ツバキ!」
そこに、剣代を初め、明日香、ジュンコ、ももえ、梨香、珠里、レミが到着した。
ツバキも剣代の名をボソッと呼んだ。
梨香:「もうデュエルが始まっている…!」
レミ:「どっちが勝ってるの?」
デュエルの状況を確認するレミたち。
ツバキ
LP4000
孫
LP8900
珠里:「ライフ8900…!」
ジュンコ:「一体、どうなったら、そんなライフになるのよ…!?」
孫のライフポイントの数値に驚く珠里達。
すると、そこに斎王と美寿知が近づいてきた。
美寿知:「血のデスリングの力よ」
斎王:「奴が身につけている血のデスリングの力、そして、それによって生み出された血界と言う名のモンスターたち。二つの力が、ツバキを圧倒しているのだ」
2人の言葉を聞いた剣代が、ツバキを見つめる。
ツバキの表情は苦しんでいた。
剣代:『お前が、こんなんで諦めるはずがないよな…?ツバキ!』
ツバキを信じる剣代だった。
剣代はツバキの言葉に一度救われている。
ツバキに勝ってほしい。今、願っているのはそれだけだった。
第5OP『D-tecnoLife《UVERworld》』
第85話:『ツバキVS孫 勝利へ導く一撃必中!』
ツバキと孫が戦っている場所へと向かいたい、マリク、イシズ、エド、三沢たち。
だが、目の前にいるフレシャス財団とセルビアの隊員たちの所為でそちらに行くことが叶わないでいた。
マリク:「くっ、早くツバキたちの元へ向かいたいが…!」
イシズ:「これでは、ツバキの元へ行くのは困難ね」
三沢:「かといって、俺たちが強引に行こうとしたら、後を追って、逆にツバキたちの邪魔になる」
エド:「ここは、彼を信じて、僕たちはできるだけ敵を倒すことだけを考えた方がよさそうだな」
エドがそう言うと、マリク、イシズ、三沢が頷く。
その頃、ラフェール、アメルダ、シェリー、万丈目、鉄男、徳之助たちも、敵と交戦していた。
鉄男:「しつこい奴らだ…!」
シェリー:「だが、デュエルの邪魔だけはさせない」
ラフェール:「ツバキを信じ、我々は、なるべく敵を叩く!」
ラフェールたちがデュエルギアを構えて言う。
そして、ツバキVS孫のデュエルは5ターン目、孫のターンを迎えていた。
孫は引いたカードを見る。
孫:「もうこいつが来るとはな」
カードを前に突き出す孫。
孫:「見せてやる。封印されし血界の魔獣を!」
いきなり気味悪い霧がフィールドを覆った。
静香:「兄さん…」
城之内:「何だ…!この霧は…!」
デュエルを見ているみんなも動揺する。
孫:「このカードは、自分の墓地に「血界」モンスターが3体存在する場合、特殊召喚できる!血祭りをあげろ!”血界の封印魔獣ブラッド・インフィニティ”」
孫の場に所々鎖に縛られた魔獣が現れた。
血界の封印魔獣ブラッド・インフィニティ
LV7 攻撃力3000
ツバキ:「攻撃力3000.いきなり、切札か」
孫:「事前に教えてやる!血界の封印魔獣ブラッド・インフィニティが攻撃するとき、相手はこのカードを対象にトラップカードを発動できない!」
ツバキ:「防御を封じるってことか」
孫:「そういうことだ!血界の封印魔獣ブラッド・インフィニティでクィーンズ・パラディンに攻撃!ブラッド・レイン!!」
眼から赤いビームを発射し、クィーンズ・パラディンが持つ盾を貫通し破壊した・
ツバキ:「くっ」
ツバキ
LP4000→3000
ツバキ:「クィーンズ・パラディンの効果発動。戦闘で破壊されたとき、デッキから1枚ドローする」
ツバキがデッキから1枚ドローする。
孫:「カード1枚セットし、ターンを終了する」
孫のターンが終了した。
ターンエンド