遊戯王5DXAL 3rd

□第82話:『決着!結衣VSゼツラ』
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結衣:「ディスティグレイション。つまり、自壊。受けなさい!」
バリアから生成された狼たちが一斉にゼツラに襲いかかる。


最初に襲いかかってきた狼をブレード・アギャーランを斬り倒すが、すぐさま背後から別の狼が腕にかみつき、更に別の方から連続で狼たちが襲いかかってきた。



ゼツラ:「ぐっ!」
咬まれた腕から血が出る。


結衣:「少し残酷な攻撃かもしれないけど、私もまだ死にたくないからね。早いとこ終わらせるよ!」
更に狼をバリアから生成し、ゼツラを襲う。


20匹を越えた狼に襲われるゼツラの姿は見えなかった。



ゼツラ:「なめるなよ!武藤結衣!お前如きが俺に敵うと思うな!」
ブレード・アギャーランが赤く輝く。


ゼツラ:「セカンドステージ!!」
そう言い放った瞬間、眩しい輝きと共にゼツラを襲っている狼たちと周りを包みこんでいたバリアが大きな爆発と共に消え去った。








第5OP『D-tecnoLife《UVERworld》』








第82話:『決着!結衣VSゼツラ』






ゼツラの周りに白煙が立ち上る。



結衣:「セ、セカンドステージ…」
爆発前にゼツラが大きな声で叫んだ言葉だ。



白煙が晴れていき、ゼツラの姿が見える。


ゼツラの右手には、さっきまでとは違う武器を持っていた。

普通サイズの剣ではなく、大剣サイズとなった剣を持っていた。その模様は、さっきまで持っていたブレード・アギャーランに似ていた。



身体中に傷を負ったゼツラの怖い目が結衣を睨みつける。

ゾッとする結衣だったが、「ついに、本気モードね」と笑って、自分が今体感している怖さを紛らわせる。


ゼツラ:「フッ、怖いのか?」


結衣:「だ、誰が…!」
結衣が慌てて誤魔化した。

しかし、その間の一瞬で、ゼツラは結衣に近づき、セカンドステージしているブレード・アギャーランを振り上げる。


ゼツラ:「フッ」
笑うゼツラは、振り上げた大剣を思いっきり振り下ろした。


結衣はオプスキュリテ・ステッキを構えるが、自分の頭の中に過った思考が危機を感じた。



結衣:『これを直で受けるのはやばいわ!』
結衣は瞬時に、方角が決まっていないところに飛びつき、ゼツラが振り下ろした大剣を躱す。


セカンドステージ状態のブレード・アギャーランが床に突き刺さった瞬間、そこから地割れが発生し、瓦礫の壁が砕け散った。









その頃、杏子たちは、大きな爆発音と揺れた床に驚いていた。


獏良:「今の大きな音は何…!?」


ヨハン:「今の揺れ、崩壊したビルの影響によるものじゃないな」

藤原:「音からして、そんなに遠くじゃないね」

獏良:「行ってみよう。誰かが戦っているかもしれない」
音がした方に向かう4人。


杏子:『結衣、もしかして、あなたじゃないわよね』
嫌な予感を感じ取ってしまった杏子。


ツバキも心配だが、ツバキは哲平といるという連絡を受けているから問題ないと思っているが、結衣は海馬たちとはぐれたことで一人でいるはず。

手遅れになる前に早く見つけないとと杏子は心の中で何度もつぶやく。
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