遊戯王5DXAL 3rd

□第75話:『剣代VSレイド HEROの熱き心!』
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珠里:「ママ!」
明日香たちがいる場所に、珠里、梨香、レミの3人が来た。



梨香:「お、お兄ちゃん…!?」

レミ:「剣代さん、どうして…?」
剣代がいることに驚く梨香たち。



レイド:「はぁ、フレシャス財団にいるのも飽きたし、今日は退散するとしますか」


剣代:「逃げるのか!レイド!」
逃げようとするレイドを止める剣代。


レイド:「俺はデスリングとかに興味ないし、暇だったから孫の旦那の誘いに乗っただけだ。もうやることはないしおとなしく帰るわ。剣代ちゃんが倒したカードは、剣代ちゃんにあげるよ」
レイドが言うカードは、その辺に散らばっていた。


剣代:「レイド!」


レイド:「また近いうちに会えるといいな。次は、そこにいる妹たちとも戦ってみたいし」
レイドが梨香と珠里を見る。

レイド:「それじゃあね」
レイドの周りに不気味な霧が現れ、一瞬の隙にレイドがその場から消えた。


レミ:「消えた…」


明日香:「決着、付かなかったわね」
剣代の横に来る明日香。

珠里は、周りに落ちていたカードを拾い、それを兄に渡す。

剣代:「奴は、また俺の前に現れる。その時こそ、必ず倒すさ」
レイドから奪い返した大いなる力のE・HEROのカードを手に持ち、それを見つめて言う。







その戦闘はまだ収まる気配がなかった。



その戦闘を高い位置から見ていたレイド。



レイド:「剣代ちゃん、なかなかやるね。見直したよ…。でもね…」
レイドは懐から何かを取り出した。

取り出したのは数枚のカード。

カード名に”大いなる力のE・HERO”と書かれたカードの他に、”ドラゴンガールヒーロー”、”μヒーロー”と書かれていた。


レイド:「まだあるだよ。沢山ね」
シシシッと笑うレイドであった。








その頃、レイドに捕まった未来たちはセルビアの監視たちから死刑の宣告を受けていた。


未来たちの前には銃やボーガンなどを持ったセルビアの隊員たちが並んでいた。


セルビア監視役リーダー:「これより、死刑を実行する!」
武器を構えるセルビアの隊員たち。

それを見た翔たちが慌てる。

隼人:「に、逃げられないんだな…!」

剣山:「くそー!このままじゃあ!」

イェーガー:「なんとか、ここから脱出するのです!」
風間の後ろに隠れるイェーガーが指示を出す。


アリト:「したかったらとっくにやってるよ!武器もねえのに簡単に言うな!」
アリトも少し冷静さを失っているようだ。


オボミ:『ニゲロ、ニゲロ』
クルクル回るオボミ。


セルビア監視役リーダー:「苦しみは一瞬だ。すぐに終わらせる」
監視役リーダーが右手を挙げる。

舞:「くっ」

レベッカ:「このままじゃ…」

セイコ:「私たち」

右京:「殺されてしまう!」

キャッシー:「何とかしないと…!」

ラリー:「けどどうやって…!」

タカ:「逃げ道なんてものは!」
皆が冷静さをなくす。


セルビア監視役リーダー:「皆、構えろ!」
セルビア隊員たちが武器を構える。



ラリー:「ああ、もうダメだ!」
頭を抱え込むラリー。どうすることもできなかった。

レベッカ:「私たち、ここで死ぬんだわ」

舞:「まだまだ、やり残していることが沢山あるのに!」
40代の舞がそういう。




セルビア監視役リーダー:「死刑決行!!」
監視役リーダーが右手を下ろしていく。

その時間はとてもゆっくり時間が経過してい行くように感じた。


未来:『一馬…!』
目を瞑る未来。



すると…!


ドーン

部屋の外から物凄い大きな音が聞こえた。


更に、人の声がした。

『なぜ、貴様がここにいる!!』
『何のつもりだ!うわあああ!』
そんな声が外から聞こえた。



セルビア監視役リーダー:「何事だ!」
リーダーがそう言った瞬間、部屋の扉が爆発した。勿論、白煙やほこりが充満する。



セルビア隊員A:「ぐはっ!」

セルビア隊員B:「がはっ!」
部屋にいるセルビアの隊員たちが次々と倒される。

セルビア監視役リーダー:「だ、誰だ!?何者だ!」


???:「そう怖がるなよ、殺しはしねえよ」
男性の声が、白煙の中から聞こえた。

そして、白煙から何かが飛んできて、それが監視役リーダーに当たり、リーダーはそのまま倒れて気絶する。


キャッシー:「あーーー!!」
白煙の中から出てきた男を見てキャッシーが驚く。

いや、むしろみんなが驚く。


舞:「あ、あんたは、ダイシャラス王国のときにあった」

未来:「ゆ、遊馬!!」
1年前にダイシャラス王国で再会して以来、会っていなかった息子が目の前に現れたことに驚く未来。

オボミ:『ユウマ、ユウマ』
遊馬の名前を言いながらクルクル回る。


遊馬:「どうやら、間に会ったみたいだな。怪我もないみたいだし、そこから出るか?」
遊馬が問いかける。


アリト:「当たり前だ!」
レベッカ:「当たり前よ!」
ほぼ同時に言葉を口にしたアリトとレベッカだった。









第4ED『もう一度君に会いたい《下川みくに》』








次回予告

ナレーション:遊馬によって助けられた未来たち。遊馬は、ここにいる理由を母たちに明かし、行動を共にする。

その頃、敵の方も動きを見せていた。

遂に、月荒が血のデスリングの力を解放させようとする!

そのとき、孫の裏の表情が明かされる!!


遊馬:次回、遊戯王5DXAL「孫の裏顔」


遊馬:「これがフレシャス財団の狙いってわけか」
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