遊戯王5DXAL 3rd
□第72話:『オカルトVS恐竜』
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目の前に現れたセルビアの敵を倒すハラルド。
ハラルド:「ん?」
ルーンの瞳が再び輝く。
ハラルド:「フッ」
ハラルドが一人で笑う。
すると、そこに。
龍可:「ハラルドさん!」
龍可、そして、龍亜と天兵がこちらに近づいて来るのが見えた。
龍亜:「ハラルドの兄ちゃんも、既に潜入していたんだな」
ハラルド:「君たちも無事は入れて来れたようだな」
天兵:「ええ、ヤバ司令が連れてきた隠密剣士部隊の人たちが敵と戦っている隙に何とか」
ハラルド:「隠密剣士部隊か。連中は何か情報を得ていたか?」
龍可:「いいえ、それどころか、あの人達、敵を倒すことしか考えていないみたいで」
ハラルド:「戦い好きも程ほどにしてほしいものだ」
龍亜:「ハラルドの兄ちゃんも、情報を得てないみたいだな」
ハラルド:「あぁ、何度かセルビアの連中に遭遇はしているが、デスリングの手掛かりはなしだ」
さっきハラルドが倒した敵を見る龍亜たち。
天兵:「この様子だとセルビアやフレシャス財団の中でもデスリングの所在を知っているのはごくわずかしかいないみたいだね」
龍可:「ええ、見つけるには時間がかかりそうね」
ハラルド:「ここで立ち止まっても仕方がない。とにかく徹底的に、この基地を見るしかない」
龍亜:「ああ、わかってるぜ」
龍可:「それに連れ去られた人達も助けないと」
ハラルドたちが行動を開始する。
第5OP『D-tecnoLife《UVERworld》』
第72話:『オカルトVS恐竜』
趙を倒したドラガン。
ドラガンに敗れた趙は床に倒れてしまう。
そんな趙に近づくドラガン。
趙:「うう…」
苦しみながら目を開ける趙。
ドラガンの顔がすぐに映った。
ドラガン:「貴様らと手を組んだセルビアのゼツラ。そいつが持ち去った血のデスリングは、今どこにある?」
趙:「フッ…さあな。ボスのところか、この基地のどこかにある金庫室にあるんじゃねえか。残念だがボスたちが今どこにいるかは俺にもわからねえし、金庫室の場所も把握し切れてねえんだ」
ドラガン:「なら、もう一つ質問する。フレシャス財団が雇ったレイドと言う男。そいつが連れ去った俺たちの仲間はどこにいる?」
新たな質問を投げるドラガン。
趙:「…レイド?誰のことだ?俺は知らねえぞ」
ドラガン:『レイドのことも、そしてデスリングも、知っているのはそんなにいないようだな』
ドラガンがため息をついた。
ドラガン:「そうか」
ドラガンは、この場を後にしようとする。
趙:「俺を…殺さないのか?」
ドラガン:「人殺しにはなりたくないんだ」
ドラガンは走り、その場を後にする。
趙:「チッ…、カッコつけやがって……」
意識を徐々に失い、目の前が真っ暗になる趙。
走って前へ進むドラガン。
ドラガン:『敵の数も多いが、フロンティアのみんなは手練れの奴が沢山いる。デスリングも連れ去られた仲間も見つけるのは時間の問題だと思うが…』
心の中でそう呟く。
しばらく走ると、窓が並ぶ廊下に出てきた。
窓から外を覗き、下の方を見ると、司令のヤバと一緒に来た隠密剣士部隊が敵と戦っていた。
ドラガン:「あいつら、デスリングの場所を突き止める気あるのかよ?」
ずっと敵と戦い殺し合っている隠密剣士部隊を見てドラガンが本音を漏らす。
しかし、隠密剣士部隊の隊長である徳山の姿はなかった。