遊戯王5DXAL 2nd

□第50話:『小鳥VSバックス 隠された謎の力』
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ドルべとベクター。2人は、王宮側へ行こうと走っていた。

しかし…。



ファミリー部下:「おい、こっちだ!!いたぞ!!」
ファミリー部下がドルべとベクターを見つける。


ベクター:「チッ、また見つかってまったか。ここはもう!」
ベクターがこっちに近づく、敵に威圧をぶつけようとするが…。


ドルべ:「よせ、ベクター。我々の目的は、急いでバギーと交戦しているカイトの元へ急ぐことだ」

ベクター:「だがよ、このままじゃ、同じことの繰り返しだ」

ドルべ:「我々は、この後、王子と交戦するかもしれない。それまで、エナジーや体力は温存しておくべきだ」
ドルべの言う通りだ。ここで、雑魚を相手にしたら、体力は消耗する。

少しでも多く体力やエナジーは温存しておきたい。その気持ちはベクターも同じだった。

ベクター:「チッ、わかったよ」
ベクターはドルべの言う通りに従う。

2人は、この場から走った。


ベクター:「で、どうする?敵に遭わないよう、進もうとしても、その先には敵がいるぞ」

ドルべ:「分かっている。だが、それでも向こうへ早く行くためには、こうやって人目のない道を突き進むしかないんだ」
走りながら、話す2人。


すると、2人が腕につけているミッションウォッチから音が鳴った。


2人は何だと、ミッションウォッチを見る。








第4OP『Butterfly Core《VALSHE》』








第50話:『小鳥VSバックス 隠された謎の力』







ドルべとベクターがミッションウォッチのボタンを押す。

通信のようだ。



ツバキ:『こちら、ツバキです。現在、ダイシャラス王国第2王子バギーはラットリーと共に王宮へ逃走中』
ミッションウォッチから聞こえるツバキの声。










ツバキサイド






ツバキ:「繰り返します。現在、王子は王宮へ逃走中。カイトと共に追跡中です」
カイトと共に行動するツバキは、走りながらミッションウォッチに口元を当てて、仲間たちに状況を繰り返す。











慎也サイド

慎也:「そうか、ツバキが合流してくれたか」


凌牙:「だが、なぜ王宮へ戻っているんだ?」


慎也:「今は、考えている暇はない。当初の目的通り、王宮へ向かう」
凌牙と慎也は、カイトの元へではなく王宮へ目的地を変更した。








哲平サイド



2人で行動を共にする哲平、羅夢は、先ほど交戦していたバックスを追っていた。


しかし、途中で見失い、ただひたすら前を進んでいた。



羅夢:「あの男、どこへ行ったんだ?」

哲平:「完全に見失ったか」

羅夢:「どうします?このまま、捜索を続行しますか?」

哲平:「いや、奴の身体はもう戦えるような身体じゃない。それに、奴を完全に倒したところで、この戦いに終わりはない」

羅夢:「なら…」

哲平:「俺たちも王宮へ行くぞ。羅夢」

羅夢:「了解です」

羅夢と哲平もバックスの追跡は中断し、王宮へと目的地を変更した。







その頃、別動隊も王宮へと急いで向かうことにした。


王子を倒せば、この戦いに終止符が打たれる。

そうなれば、ファミリーは壊滅し住民たちは救われる。


1秒でも早く、王宮へ到着し、王子を倒す。それが、今のSOA特務隊の目的だ。
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