遊戯王5DXAL 2nd

□第46話:『止められない静かな怒り バギーの風』
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ドラガンサイド



ドラガン:「こちら、ドラガン。こっちの敵は、全員確保した」
ドラガンがミッションウォッチの通信を通して仲間たちに知らせる。


捕まえた敵を取り囲うように国の警察たちが立っている。

ドラガンは警察と協力して、ファミリーの一員たちを捕まえたのだ。



ブレイブサイド



ブレイブ:「こちらブレイブだ。こっちももう大丈夫だぜ」
ブレイブの方も敵を倒したようだ。

ブレイブに倒された敵が山のように積み重ねてられている。





ハラルドサイド


ハラルド:「私の方も大丈夫だ。たった今、シェリー・ルブランと合流した。これより、王宮へ向かう」
ハラルドはシェリー、ミゾグチと協力し、市民の救出と敵の殲滅をしていたのだ。



ハラルド:「シェリー・ルブラン、ミゾグチ、君たちのおかげで事が早く片付いた。礼を言う」

シェリー:「礼には及ばないわ。今は、協力が一番必要な時よ」

ミゾグチ:「ですが、先ほどから敵と遭う人数や回数が減っています。既に、敵の半分の勢力は潰したと考えてもいいのではないでしょうか?」

シェリー:「確かに。けど、親玉を倒さない限り、この戦いは続くわ」
真剣な顔で、王宮がある方向を見て言う。



ハラルド:「バギー・グ・テイタラ第2王子」
ハラルドもシェリーと同じ方を見て言う。







第4OP『Butterfly Core《VALSHE》』






第46話:『止められない静かな怒り バギーの風』








この戦いを引き起こした張本人バギー。


1人で道路を歩いていた。


歩いている途中、周りには、犬や猫、それにリスなどの生き物がいた。


バギーは、生き物が何もしていないのにも関わらず、鋭い目で睨み付けた。


それに怯える生き物たち。


バギー:「俺は虫の居所が悪いんだ。とっとと」
右手を指鉄砲の形にした。

バギー:「消えろ」
指鉄砲の人差し指から風の波動で作った弾丸を生き物たちに当てて動けないほどの怪我をさせる。



ダイシャラス王国を覆っていたバリアが消えたことで計画が大幅に狂い、気が立っているバギー。


バギー:『一体、どこの砂利が、バリアを消した…。フロンティアの連中には、まだバリアの制御装置の場所が知られているはずはない。いや知っていたところで、制御装置は複雑な回路とプログラムで構築されている。そう簡単に解除できるはずがない』
制御装置は、100本以上の導線で繋げて作っているので、見つかったとしても解除には2時間以上はかかるはず。プログラムをハッキングして解除しようとしても、制御装置のプログラムを扱えるのは、自分を含めて残りは、ラットリーとラビリットぐらいだ。


バギー:「SOA特務隊以外にも動いている奴がいるのか…」
予想をつけるバギー。

予想を事実にするべく、バギーは動く。








小鳥サイド




小鳥:「えっ、ホントですか!?」


色葉:『ええ、あなたのお友達を保護したわ』
ミッションウォッチの向こう側から聞こえる色葉の声。






色葉:「小鳥よ」
自分のミッションウォッチをつけている腕をセイとサチに近づける色葉。


セイ:「小鳥!」

サチ:「小鳥、無事なの!?」





小鳥:「セイ!サチ!よかった、無事なのね」


セイ:『うん、大丈夫。今、色葉さんたちと一緒に王宮に向かっているわ』


小鳥:「えぇ!!?どうして、避難所に行かなかったのよ!」
少し怒った口調で言う小鳥。


すると、向こうから葵の声がした。
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