遊戯王5DXAL 2nd

□第41話:『マリクの隠し玉!!』
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ジャック、クロウ、アキ、一星、愛、カーリー、深影、雑賀、牛尾の9人は王宮に向かって走っていた。

すると、そこに。



龍亜:「ジャック!みんな!」
龍亜、龍可、天兵の3人が、こちらにきた。



クロウ:「お前ら、無事だったか」

龍亜:「当たり前だろ!」
龍亜がガッツポーズし、自分はピンピンしているぞと体で示す。


天兵:「みんなも無事で何よりだよ」


龍可:「ここに来る前に、数人戦ったけど…」


龍亜:「全員、幹部以下の雑魚だったぜ。サクッと倒してきたぜ」
龍亜が自慢する。


牛尾:「甘いな。俺は、幹部一人を倒したぞ」
龍亜に近づき、自分はもっと強い奴を倒したぞと自慢する牛尾。


龍亜:「ういっ、マジかよ」

天兵:「すごいですね」

牛尾:「だろ」
グッジョブと、右手の親指を立てる牛尾。


すると、そのとき、物凄い爆発音が聞こえた。



一星:「今の爆発の音…」

ジャック:「荒れているようだな」

カーリー:「一体、誰がやっているんだろ」
空に煙が上がっている場所を見つけるみんな。


雑賀:「敵さんも焦っているんだろ」

深影:「確か、幹部は既に数人倒したって情報が…」

愛:「敵の戦力が少しずつ崩れているってことね」

ジャック:「ああ、だが、親玉を倒さない限り、この国の戦争は終わらない」
ジャックが王宮がある方向を見る。


アキ:「ダイシャラス王国第2王子バギー…」
アキがボソッと口に名を出す。








第3OP『BRAVING!《KANAN》』









第41話:『マリクの隠し玉!!』









マリク:「はぁはぁ」
息を切らすマリク。


目の前には、ファミリー四天王の1人ポッパーが飛んでいた。


ポッパーは”限界勢力”と呼ばれるデュエルモンスターズそのものを身体に取り込んで力を発揮する力の持ち主である。

ポッパーは風属性モンスターの力を借りて、空を飛んでいるのだ。


ポッパー:「しつこい奴らだ」
ポッパーも少し汗を掻いている。


近くの車の陰からポッパーの様子を伺うリシド。


マリク:「リシド、大丈夫か?」

リシド:「問題ありません。マリク様は?」

マリク:「こっちも大丈夫だ」
マリクは自分の無事をリシドに伝えると、自分の手に持っている短い錫杖”デビル・シュテッケン”を見る。


マリク:『まだデュエルエナジーが溜まり切っていないか』
マリクは飛んでいるポッパーを見る。

マリク:『デュエルモンスターズと心を通わせることで、デュエルモンスターズそのものを身体に取り込んで力を発動する力。奴は、その力を使って、風属性モンスターの力を自在に操っている。攻撃、防御、スピード、どれも、僕やリシドの何倍以上も早く、強い』
半年間修行し力を磨いてきたつもりだったが、世界は広いと改めて実感したマリク。今、目の前にいる敵は強い。簡単には倒せない。

それは、リシドも分かっていた。


マリク:『奴を倒すためには、奴に攻撃を与えず、回避不可能、防御不可能の広範囲攻撃で叩くしかない。そのたまには、もう少し時間が必要だ』
マリクがデビル・シュテッケンを強く握る。


マリクの姿を見るリシド。

リシド:『マリク様、あれをやるおつもりですね。半年間の修行で手にした技を。なら、私が援護をしなくては』
リシドが前に出てきた。
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