遊戯王5DXAL 2nd

□第40話:『奇跡のNo.2!小鳥の真の力』
1ページ/5ページ








ラビリット:「俺と戦うというなら、容赦はしないぞ。女!」
ラビリットの背後に黒い霧が現れ、中から”馬頭鬼(めずき)”が現れた。


小鳥:「友達を傷つける人は絶対に許さないわ」
弓を構える小鳥。


ラビリット:「力を見せてみろ、女!」
クロスボウから矢を放ったラビリット。

しかし、既に弓を構えていた小鳥はすぐさま矢を放つ。


互いに放った矢が激突し、その場に矢が落ちた。


小鳥:「あ、あれ?当たった?どうして?」
小鳥が自分が放った矢が当たったことに驚き、手に持つ弓を見る。




鉄男:「油断するな!小鳥!来るぞ!」
鉄男の叫びに、戦闘中だと気付いた小鳥。すぐに、ラビリットの方を見る。

すると、さっきまでラビリットの背後にいた馬頭鬼の姿がなかった。

小鳥が周りを見る。

そして、上を見たとき!


小鳥:「!!」
馬頭鬼は小鳥が油断していた隙にジャンプしていたのだ。


馬頭鬼は大声で吠える。

ラビリット:「さあ、どうする?女!」
ラビリットが小鳥に問いかける。


どうする?小鳥!








第3OP『BRAVING!《KANAN》』






第40話:『奇跡のNo.2!小鳥の真の力』







小鳥に襲いかかってくる馬頭鬼。


小鳥:『今の私じゃ躱せない!』
小鳥の足は動かなかった。



鉄男:「こ、ぐはっ!…小鳥!!」

徳之助:「マズい…ウラ!」
小鳥の姿を見て、このままでは小鳥がやられてしまうと思った鉄男と徳之助。



小鳥:『やばい!』
あまりの恐怖に小鳥が目を瞑ってしまう。




ピカン!シュー!




と、そのとき小鳥の周りに緑色のバリアが突然張られた。

そのバリアが馬頭鬼の攻撃を受け止めた。



小鳥:「え?」


ラビリット:「バリアだと…!」


馬頭鬼の攻撃を受け止めたバリアは一瞬で消えた。



ラビリット:『やはり、この女、特別な力を…』


小鳥:「と、とりあえず助かった?」
さっきのバリアは何だったのか?小鳥にもよくわからない。

すると、小鳥が倒れている鉄男と徳之助を見た。


小鳥:『ここの戦闘はマズいわ。どこかへ離れないと』
小鳥が突然走り出す。


ラビリット:「逃がすか」
ラビリットが小鳥を追う。


小鳥は、急いで外に出た。


そのまま、真っ直ぐ走り、ラビリットは小鳥を追い続ける。





鉄男:「こ、小鳥…」
立ち上がろうとする鉄男だが、怪我がひどく立ち上がることはできなかった。







その頃、この区域に近づこうとする3名の仲間たちがいた。




城之内:「確か、この辺か?鉄男たちといきなり連絡が取れなくなったって場所は?」

舞:「ええ、早く探すわよ」

静香:「大丈夫かしら、小鳥ちゃんたち」
フロンティアSOA特務隊のメンバーの城之内、舞、静香の3人が、一馬からの連絡を受けて、ここへ来たのだ。



城之内:「おーい、誰か?近くにいるなら、出て来てくれ!」
城之内が叫ぶ。


舞:「バカ!それじゃあ、敵に私たちは、ここにいるって言っているもんじゃない!」
43歳とは思えない美貌を持つ舞は城之内の頭をバシッと叩いた。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ