遊戯王5DXAL 2nd
□第40話:『奇跡のNo.2!小鳥の真の力』
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ラビリット:「俺と戦うというなら、容赦はしないぞ。女!」
ラビリットの背後に黒い霧が現れ、中から”馬頭鬼(めずき)”が現れた。
小鳥:「友達を傷つける人は絶対に許さないわ」
弓を構える小鳥。
ラビリット:「力を見せてみろ、女!」
クロスボウから矢を放ったラビリット。
しかし、既に弓を構えていた小鳥はすぐさま矢を放つ。
互いに放った矢が激突し、その場に矢が落ちた。
小鳥:「あ、あれ?当たった?どうして?」
小鳥が自分が放った矢が当たったことに驚き、手に持つ弓を見る。
鉄男:「油断するな!小鳥!来るぞ!」
鉄男の叫びに、戦闘中だと気付いた小鳥。すぐに、ラビリットの方を見る。
すると、さっきまでラビリットの背後にいた馬頭鬼の姿がなかった。
小鳥が周りを見る。
そして、上を見たとき!
小鳥:「!!」
馬頭鬼は小鳥が油断していた隙にジャンプしていたのだ。
馬頭鬼は大声で吠える。
ラビリット:「さあ、どうする?女!」
ラビリットが小鳥に問いかける。
どうする?小鳥!
第3OP『BRAVING!《KANAN》』
第40話:『奇跡のNo.2!小鳥の真の力』
小鳥に襲いかかってくる馬頭鬼。
小鳥:『今の私じゃ躱せない!』
小鳥の足は動かなかった。
鉄男:「こ、ぐはっ!…小鳥!!」
徳之助:「マズい…ウラ!」
小鳥の姿を見て、このままでは小鳥がやられてしまうと思った鉄男と徳之助。
小鳥:『やばい!』
あまりの恐怖に小鳥が目を瞑ってしまう。
ピカン!シュー!
と、そのとき小鳥の周りに緑色のバリアが突然張られた。
そのバリアが馬頭鬼の攻撃を受け止めた。
小鳥:「え?」
ラビリット:「バリアだと…!」
馬頭鬼の攻撃を受け止めたバリアは一瞬で消えた。
ラビリット:『やはり、この女、特別な力を…』
小鳥:「と、とりあえず助かった?」
さっきのバリアは何だったのか?小鳥にもよくわからない。
すると、小鳥が倒れている鉄男と徳之助を見た。
小鳥:『ここの戦闘はマズいわ。どこかへ離れないと』
小鳥が突然走り出す。
ラビリット:「逃がすか」
ラビリットが小鳥を追う。
小鳥は、急いで外に出た。
そのまま、真っ直ぐ走り、ラビリットは小鳥を追い続ける。
鉄男:「こ、小鳥…」
立ち上がろうとする鉄男だが、怪我がひどく立ち上がることはできなかった。
その頃、この区域に近づこうとする3名の仲間たちがいた。
城之内:「確か、この辺か?鉄男たちといきなり連絡が取れなくなったって場所は?」
舞:「ええ、早く探すわよ」
静香:「大丈夫かしら、小鳥ちゃんたち」
フロンティアSOA特務隊のメンバーの城之内、舞、静香の3人が、一馬からの連絡を受けて、ここへ来たのだ。
城之内:「おーい、誰か?近くにいるなら、出て来てくれ!」
城之内が叫ぶ。
舞:「バカ!それじゃあ、敵に私たちは、ここにいるって言っているもんじゃない!」
43歳とは思えない美貌を持つ舞は城之内の頭をバシッと叩いた。