遊戯王5DXAL 2nd
□第39話:『四天王リーダー!撃ち抜きの亡霊』
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混乱が続くダイシャラス王国。
その中を走り続ける住民たち。
だが、逆にこの混乱に紛れて、下らない事をやっている者たちもいた。
宝石泥棒A:「おい、そっちはどうだ?」
宝石泥棒B:「たんまりだぜ、アニキ」
宝石泥棒C:「街の奴らは混乱状態」
宝石泥棒D:「それを逆手にとって、宝石を盗み取るなんて、やることがせこいぜ、アニキ」
4人の宝石泥棒共が、宝石店にある宝石を盗み取る。
宝石泥棒A:「要は、王宮の奴らに見つかれなければいいんだろ?長い間、この商売をやってんだ。楽勝だぜ」
宝石泥棒C:「アニキ、こっちは全部盗ったぜ」
宝石泥棒D:「こっちもだ」
宝石泥棒A:「よし、次だ。行くぞ」
大きい袋を担ぎながら、外に出た4人の宝石泥棒たち。
宝石泥棒B:「よし、次は…」
宝石泥棒Bが地図を出そうとバックに手を入れる。
ビュゥゥゥ!
宝石泥棒A:「おい、どうした?早く地図を出せ!」
後ろを振り向く宝石泥棒A。
後ろには、バックから地図を出そうとする宝石泥棒Bの姿が。
しかし、様子がおかしい。
宝石泥棒C:「おい、どうした?」
宝石泥棒Cが片足を一歩前に出す。
と次の瞬間、宝石泥棒Bが突然、血を吐き出し、前に倒れた。
地面はすぐさま赤く染まった。
宝石泥棒D:「お、おい!どうした!!?」
宝石泥棒Dが倒れた同類に近づこうとした、そのとき!
グサッ!
宝石泥棒Dの心臓に矢が刺さり、そのまま倒れた。
宝石泥棒A:「お、おい!」
宝石泥棒C:「た、助けてくれ!!」
怖くなって宝石泥棒Cが、この場を逃げる。
しかし、宝石泥棒Cの背中に矢が、降って来て、そのまま心臓を貫通し、前に倒れた。
宝石泥棒A:「な、なんだよ!これ!!?た、助けて…」
グサッ
宝石泥棒Aの声は誰にも届かなかった。
マンションの一室。
そこに立つ、灰色のオールバックの髪をした男。
ラビリット:「お前たちのような人間は世界にいらない存在だ」
クロスボウを持ったテイタラファミリーの四天王リーダー、ラビリット・メイ。
別名、撃ち抜きの亡霊。
第3OP『BRAVING!《KANAN》』
第39話:『四天王リーダー!撃ち抜きの亡霊』
テイタラファミリー幹部の1人、フェイトロン。
執事の姿をした彼は、目の前にいる男性の首を絞めていた。
男性:「が、あああ」
苦しみに耐える男性。
フェイトロン:「いけませんね、我慢をしては。さあ、身体を楽にして。そうすれば、苦しみは和らぎます」
更に絞める力を強くするフェイトロン。
数秒後、男性は息絶えた。
首から手を離し、死体をその場に捨てるフェイトロン。
フェイトロン:「全く、白い手袋が台無しだ」
手に付けている白い手袋を脱ぎ捨て、ポケットから別の白い手袋を出し、身につけるフェイトロン。
すると、そういえばと言い、行動を開始する。
フェイトロン:「一応、バリアの制御装置がある機密地下へ行くとしましょうか」
ゆっくりと歩くフェイトロン。
向かう先は、国を覆ったバリアの制御装置がある機密地下だ。