遊戯王5DXAL 2nd
□第38話:『炸裂!ワータラブラックスピア!』
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目に入った人を殺し続けるテイタラファミリーの四天王の1人バックス。
彼は、ダイシャラス王国に入ったフロンティアSOA特務隊の中で一番強い、慎也を探し当てるため、1人国中を走り回っていた。
バックス:「くそぉぉ、慎也ってやつはどこにいやがるんだよぉぉぉ!!」
叫ぶバックス。
バックスが探している慎也本人は、今頃、凌牙と共に、J・Jと交戦していた。
第3OP『BRAVING!《KANAN》』
第38話:『炸裂!ワータラブラックスピア!』
凌牙と慎也は、邪属性という力を持つテイタラファミリーの四天王の1人、J・Jに苦戦を強いられていた。
しかし、凌牙が持つエースのマークの力が反応し、勝負はまだまだ続くのであった。
3人は見つめ合う。
慎也:「行けるか?凌牙」
凌牙:「わかんねえ。俺も、この紋章については、わからないことだらけだ」
慎也:「半年前にワックスポワロで輝きを見せて以来、何もなかったからな」
凌牙:「あぁ、ホントこいつには苦労する」
自分の右手にあるマークを見る凌牙。
慎也:『あいつがいれば、色々聞けるんだがな』
慎也が心の中で呟く。
J・J:「どんな力かは知らんが、邪属性の敵じゃない」
暗黒色のオーラがJ・Jを包む。
J・J:「行くぞ!」
J・Jが構える。
J・J:「蛇竜烈破!!」
先ほどと同じで、シャムシールと鉄パイプを交差し、その中心から、暗黒色の蛇の形状をした波動が放たれる。
慎也:「そう何度も同じものを喰らうつもりはない!セカンドステージ!!」
慎也が持つサンダーマグナムが輝き、進化を果たす。
砲身が少し伸び、カラーリングも大幅に変わったサンダーマグナムが慎也の手に握られる。
慎也:「こいつで弾き飛ばす!サンダー・バースト!」
セカンドステージを果たしたサンダーマグナムの銃口から巨大な電撃の塊が放たれ、J・Jの技とぶつかる。
慎也:「ぐっ!」
J・J:「くっ!」
2人の攻撃の影響で砂塵が舞う。
すると、砂塵の中から凌牙が現れ、J・Jに接近する。
凌牙:「うおおおお!」
J・J:「ちっ!」
鉄パイプを投げ、凌牙のブラックランサーに直撃。動きが鈍った。
その一瞬をつき、J・Jが凌牙に接近する。
シャムシールで凌牙の首を跳ねようと、J・Jが右手を振り上げる。
しかし、サンダーマグナム(セカンドステージ)を使って、慎也が援護し、一旦後ろに下がったJ・J。
凌牙も一度下がる。
慎也:「大丈夫か?」
凌牙:「あぁ、もう少しで首が無くなるところだった」
少し怯えたような口調でしゃべる凌牙。
J・J:『俺の動きに慣れてきているな。どちらとも、やればすぐ身体に身に着くタイプか』
2人を見つめるJ・J。
J・J:『あまり戦闘を長引させるわけにはいかないな。デュエルで決着を着けるか。…いや、今更デュエルに変えたところで、勝敗はどうあれ、こいつらとの戦いが長引くだけ、他の邪魔者を消すためにも、1秒でも早くこいつらを倒さないとな』
J・Jが動く。