遊戯王5DXAL 1st
□第10話:『幻術を敗れ!仲間のコンビネーション攻撃!』
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百々原:「そうだ。彼らこそ、真の救世主になりうるのかもしれない。それが、私が彼らを、ここへ呼んだ理由だ」
会議室に響いた、百々原の声。周りの、みんなは一瞬で、百々原を見つめる。
反論していた、十天老士の10人は何も言えず、数人は席へ座った。
影丸:『多元世紀を終わらせる者たち。それが、今回、このフロンティアへ呼ばれた理由か』
百々原:「ここへ来たことで、彼らの運命は大きく変わるだろ。それは、本人たちにも済まないと思っている。だが、私は、賭けてみたいのだ。彼らの力に。彼女たちの運命に!」
百々原が、会議で訴えている、その頃、
ここ、ワックスポワロで起きている戦いでは、海馬が、滴であるデニスを斬り倒した。
ジャック:「海馬瀬人が、奴を倒したのか?」
クロウ:「ああ、間違いねえ。見ろ!あそこに倒れているのは、間違いなく、デニスって野郎だ」
城之内:「ケッ、いいとこどりかよ」
城之内は口を尖らす。
ラフェール:「だが、これで、邪魔者は消えた」
葵:「ええ、早く、ここから脱出しましょ」
そう言って、脱出ルートを探し出そうとした、そのとき!
デニス:「やれやれ」
海馬の後ろから聞こえる、聞き覚えのある声。
デニス:「誰か、倒れたって?」
倒したはずの、デニムの声が聞こえ、海馬は後ろを振り向いた。
第1OP『衝動《B'z》』
第10話:『幻術を敗れ!仲間のコンビネーション攻撃!』
即座に後ろを振り向いた海馬。
バーン!
デニムが青く派手なリボルバー式の拳銃で発砲。
弾は海馬の右の二の腕を貫通。持っていたブルーアイズソードを落とす。
城之内:「海馬!くそおお!」
葵:「待ちなさい!深追いは禁物よ!」
葵の言葉を全く耳に入れない、城之内。
城之内:「うおおおお!」
城之内は炎の大剣で、デニムを一刀両断した。
しかし、そこにいたデニムは一瞬で消えた。
城之内:「何…!?」
デニム:「こっちだ」
城之内は声が聞こえた方を振り向いた。
振り向いた方にデニムは立っており、一瞬で、城之内の頬を殴り飛ばす。
城之内:「ぐわっ!」
城之内も鉄くずの上に転がり落ちる。
鬼柳:「どうなってやがる!?」
ラフェール:「海馬の時も、城之内の時も、完全に攻撃は当たっていたはずだ」
クロウ:「だが、なぜ、あいつは無傷なんだ?」
何が何だか、わからない、みんな。
今までの動きを追っていく葵。
その中、葵は一つの答えにたどり着いた。
葵:「まさか、あなたの本来の力は、”幻術”」
葵の言葉に、フッと笑うデニム。