短編小説
□スケットダンス 祝!アニメ放送2周年!
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ボッスン率いるスケット団。
放課後、いつも通り、依頼が来るまで部室で待っていたボッスン(藤崎佑助)と、スイッチ(笛吹一義)。
「おい、スイッチ」
ボッスンが言う。
『なんだ?ボッスン』
スイッチがパソコンを使って言う。
「ヒメコは、どうしたんだ?」
『ヒメコなら、一旦帰ってから、来ると言っていたぞ』
スイッチがパソコンを使って言う。
「なんだよ、忘れ物でも取りに行ったのか」
ボッスンが言う。
すると、部室のドアが開く。
「ボッスン!」
カバンを持ったヒメコが来た。
「ヒメコ!お前、一旦帰ったんじゃないのか?」
ボッスンが聞く。
「ボッスン、一生の頼みや。助けてほしいね」
ヒメコが言う。
「あぁ?」
数分後、スケット団3人は玄関にいた。
「んだ?あいつら」
ボッスンが門のところにいる数人の男たちを見て言う。
『どうやら、他校の生徒のようだな』
スイッチがパソコンを使って言う。
「どういうことだ?ヒメコ」
「いや、実は帰る途中、あいつらに会ってな。そしたら、いきなり付き合ってくれって言ってきたんや。だから断ったら、ひどく追ってくるんね」
『なるほど、それで、家に帰らず、ここに戻ってきたと』
「だけど、どうすんだよ。あの様子じゃ、かなりしつこそうだぞ。それに、ずっと後を追ってきそうなやつらだ」
「なんでわかんねん?」
「なんとなく」
「なんや!なんとなくって!ああ!どうすればいいねん!」
ヒメコが困る。
すると、
『ピカン!』
スイッチがパソコンを使って言う。
「なんだよ?スイッチ」
ボッスンが聞く。
『いいこと、思いつきました』
スイッチがパソコンを使って言う。
数日後、ボッスンとヒメコは2人で街を歩いていた。
2人の耳には小型のトランシーバーがついていた。
「おい!スイッチ!これ、どういうことだ!」
ボッスンは小型トランシーバーを使って、後方で隠れながら歩くスイッチに聞く。
『もっちー、デートだ!』
スイッチが言う。
「デ、デデデート!?」
ヒメコが頬を赤くして言う。
『そのしつこい学生を諦めさせるには、2人がデートをする振りをやれば、きっと諦める』
スイッチが言う。
「それは、そうかもしれないけど…だからってな−」
ヒメコが言う。
『2人共、反対の歩道に、あの学生たちが来た。さあ、デートするがいい!ブハッハッハッハ』
スイッチが言う。
「なんで、悪魔みたいな笑い方になってんねん!」
ヒメコが言う。
「なんだ?あの女の子と一緒にいる男は?」
「同級生か?」
「まさか、彼氏!」
ヒメコにまとわり付いていた学生たちが言う。