遊戯王5D’s〜外伝〜
□第10話【英雄VS死神】
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夜
「ついに明日ね」
「ああ、楽しみだぜ」
部屋の中で2人で話す鬼柳とミスティ。
2人は付き合っている。
「それで、彼に勝てるのかしら?」
ミスティが鬼柳の隣に座る。
「勝てるじゃなくて勝つんだよ。あいつとは友であり、ライバルでもある。いわば、親友と書いて、ライバルだな」
「そう。じゃあ、私は、あなたの、その言葉を信じるわ」
ミスティが鬼柳の左頬を触る。
「ありがとうな、ミスティ」
鬼柳が言う。
そして、お互い、唇を合わせる。
第1OP FREEEOM(La−Vie)
RIDE−10【英雄VS死神】
アキが目を覚ます。
「あれ?私、何時の間に、ここに?」
アキが言う。
すると、部屋の扉が開く。
「起きていたか、アキ」
遊星が入ってきた。
「遊星、私…」
「俺がテーブルから運んだんだ」
「え!?」
「あのままじゃ風邪をひくからな」
「遊星!どうやって、ここまで運んできたの?///」
「どうやってって、お姫様抱っこだが」
カァァ///
アキの顔が赤くなる。
「どうした?」
「その…重くなかった…?」
「いや、別に、重くはなかったが…」
「そ、そう………///」
アキが一安心する。
「それより、アキ、お前仕事は?」
「今日は行かないわ。だって、あなたと鬼柳の試合ですもの」
「そうか」
遊星が言う。
「それよりご飯、食べるか?」
「ええ、食べるわ」
アキがベットから立ち上がる。