遊戯王デュエルモンスターズGX〜HERO編〜パート3
□第84話(最終話)【十代の道】
1ページ/6ページ
時代は、あのクローン・エンパイラからはるか未来。
『ウィナー!遊城十代!』
テレビには十代が映っていた。
『凄いですね。プロになってから、負けなしですよ』
『そうですね。あの武藤遊戯もプロデュエリストになりましたから、今後の期待の星は、この2人ですね』
テレビの実況と解説の人が言う。
そして、そのテレビを見ていた女性と、4歳ぐらいの男の子がいた。近くにはネコのファラオもいた。
「お父さん、また勝ったよ」
「そうね。お父さんは強いのよ」
後ろで髪の毛をしばる明日香が言う。
「ねえ、僕もお父さんみたいになるよ!」
「だったら、もっと強くならなきゃね」
「お母さんは、どうして、お父さんと結婚したの?」
「そうね…楽しいデュエルをしてくれるからかしら。それに…」
明日香が、テレビの近くにあった写真を見る。
そこには、デュエルアカデミアの、みんなと映った写真。十代とのツーショット。プリクラ。それにウィディングドレスを着た明日香と白いスーツを着た十代などの写真があった。
「どんなときでも、最後まで諦めないところかしら。いつも笑顔でいるお父さんに、私は引かれたのよ」
明日香が言う。
時は、十代と武藤遊戯がデュエルする日。
(挿入歌) Precious Time,Glory Days(サイキックラバー)
GX‐84【十代の道】
「ここからは、俺の三幻神が相手だ!十代!」
「…………」
十代は三幻神を見つめる。
画面越しから見るみんな。
「三幻神…」
「なんてことだ…、まさか、こんな光景を見れるときが来るとは…」
「凄い気迫…」
「十代…」
鮎川先生と、鮫島校長、レイ、明日香が言う。
オシリスの天空竜
攻撃力4000
オベリスクの巨神兵
攻撃力4000
ラーの翼神竜
攻撃力6000
「ホール・リスペクトを発動したターン、俺は攻撃することはできない。俺は、これでターンエンド」
遊戯のターンが終了した。
『トラップカードを受け付けない三幻神……面白くなってきたぜ』
十代が笑う。
「あいつ、自分が置かれている立場をわかってるのか?」
「わかってるさ。だからこそ楽しんでるんだよ。デュエルに」
万丈目と翔が言う。
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ